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Instagram(インスタグラム)を通して商品・サービスの認知を拡大し販売促進を図りたい場合は、「Instagramマーケティング」に着手するのがおすすめです。
そこで今回は、Instagramマーケティングの概要や手法、ポイントについてご紹介します。企業のSNS運用担当の方やSNS運用に注力している個人事業主の方は、ぜひ参考にしてみてください!
Instagram(インスタグラム)マーケティングとは
マーケティングとは、簡単にいうと「消費者に商品やサービスを購入してもらうための施策」です。つまり、Instagramマーケティングとは商品やサービスの購入をはじめとする企業の目的達成のために、Instagram(以下 インスタ)を戦略的に運用することを指します。
Instagram(インスタグラム)マーケティングのメリット
企業がInstagramマーケティングを行うメリットには、まず「自社の認知拡大」が挙げられます。Metaが2019年に発表した情報によると、2019年3月時点での国内の月間アクティブアカウント数はなんと3,300万! 多くの人が利用しているプラットフォームでマーケティングを行うことで、自社はもちろん、扱う商品やサービスの認知を大きく広げることができます。
このほか「購買につながりやすい」というメリットもあります。Metaが発表したデータによると、ビジネスアカウントをフォローしているユーザーは80%、そしてInstagram広告によってブランドへの関心が高まるユーザーは50%を超えています。つまり、インスタには購買意欲の高いユーザーが多いということです。
Instagramマーケティングに取り組んだ場合、そうしたユーザーにアプローチしやすくなるため、購買につながりやすくなるでしょう。
Instagram(インスタグラム)マーケティングのデメリット
Instagramマーケティングのデメリットには、まず「競合他社との差別化が難しい」という点が挙げられます。同じような商品やサービスを扱っている場合、どうしても似たようなコンテンツ・投稿になってしまいます。しかし、Instagramマーケティングを成功させるには、競合他社との差別化が必要不可欠! そのため、自社ならではのコンテンツを考案したり、自社の強みを効果的にアピールしたりすることが大切です。
このほか、デメリットには「すぐに効果を得られない」という点もあります。
Instagramマーケティングに着手したからといって、すぐに効果を得られるわけではありません。また、必ずしも求めている効果を実感できるとはいえません。場合によっては効果を得るまでに長い時間がかかったり、求めている効果を得られずふりだしに戻ったりすることもあるため、根気強く続けていく必要があるでしょう。
Instagram(インスタグラム)マーケティングの主な手法
Instagramマーケティングの手法には、主に以下の4つがあります。
1.アカウント運用
アカウント運用では、自社専用のアカウントを作成して商品やサービスの写真・動画を投稿するのが一般的です。フィード投稿やストーリーズ、リール、ライブ動画など、フォーマットが豊富にあるため、投稿内容に合わせて使い分けることで継続的に情報発信を行えます。
また、「ショッピング機能」を使えば投稿から直接ECサイトへ誘導することもできるため、マーケティングとしての役割も十分に果たせるでしょう。
2.広告運用
インスタには広告配信機能が備わっており、これを活用すればフォロワー以外のユーザーにも自社の世界観や商品・サービスに関する情報を配信することができます!
Instagram広告は、Facebookの広告データを活用する仕組みになっています。そのため、地域・年齢・性別・興味や関心・職業などをもとに、広告を届けるユーザーを設定することが可能です。自社のターゲットへピンポイントに広告を届けることができるため、新規顧客の獲得に一役買うと考えられます。
3.Instagramショッピング
Instagramショッピングとは、インスタに投稿した写真や動画に商品情報を紐づけることで、商品の購入を促す機能です。フィード投稿に商品タグを、ストーリーズに商品スタンプを追加でき、ユーザーがそれらをタップすると商品の詳細を確認できるようになります。商品詳細のページにはECサイトへのリンクを追加できるため、インスタ上で商品に興味を持ったユーザーをそのまま購入へと促すことができます。
4.プロモーション施策
プロモーション施策とは、インスタを通してキャンペーンを実施する手法のことです。「自社のアカウントをフォローし、かつ対象の投稿にいいね!をする」などの参加条件をクリアしたユーザーに対し、抽選で商品やサービスをプレゼントをする形式が一般的です。
フォロワーの増加を図れると同時に、UGC(ユーザーによって作られた投稿・コンテンツ)の獲得や話題性の創出が期待できるため、マーケティング効果は高いといえるでしょう。
5.インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、大勢のフォロワーを持つユーザーに自社の商品やサービスを宣伝してもらう手法のことです。
人気のインフルエンサーには多くのファンがいるほか、フォロワーが多く情報の拡散力があるため、訴求力の高い宣伝が行えます。また、インスタだけでなくTwitterやTikTokなど、ほかのSNSにも注力しているインフルエンサーも多いため、広く情報を届けやすいのも特徴です。
Instagram(インスタグラム)マーケティングに取り組む際のポイント
Instagramマーケティングに取り組む際は、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
KPIを設定する
まず挙げられるポイントは、KPIを設定することです。KPIとは目標を達成するためのプロセス(要素)のことで、Instagramマーケティングでは「投稿へのいいね!数やコメント数」「フォロワーの増加数」「プロフィールへの訪問数」などが該当します。
KPIを設定すると「目標を達成するための要素の達成度合い」が明確になるため、実行すべき施策がわかりやすくなるほか、PDCAを回しやすくなります。
ターゲットを決める
Instagramマーケティングに取り組む際は、あらかじめターゲットを決めることも大切です。「どのようなユーザーに自社の商品やサービスを認知してほしいのか」を明確にすることで情報発信の軸が定まるため、ターゲットが求めるコンテンツを投稿できるようになり、フォロワーの増加、ひいては販促につながりやすくなります。
ロールモデルを決める
ロールモデルとは、簡単にいうと「参考にするアカウント」のことです。具体的には「同じジャンル・商材を扱う企業の“投稿数に対してフォロワー数が多いアカウント”」を指します。そのアカウントが発信している情報や真似しやすい要素を分析し、自社のInstagramマーケティングに取り入れることで、効率よく成果を出せるようになります。
競合アカウントを調査する
Instagramマーケティングの最適化を図るには、自社と同じ商品・サービスを提供している企業のアカウントを調査することも大切です。その中でも、Instagramマーケティングに成功しているアカウントを調査すれば成功パターンが見えてくるため、「よいところは参考にする」「差別化を図る」といった戦略的な運用を行いやすくなります。
ターゲットが求めている情報を発信する
商品・サービスの訴求に注力しようとすると、どうしても自社が一方的に伝えたい情報ばかりを発信してしまいがちですが、それだとターゲットが離れてしまう可能性があります。そのため、Instagramマーケティングではターゲットに伝えたい情報とあわせて、ターゲットが求めている情報も発信することが大切です!
ターゲットが求めている情報とは、具体的にいうと「すでに投稿したコンテンツの中で高いエンゲージメントを獲得している投稿」のことです。関連した投稿を増やすなど、工夫を凝らしてターゲットのニーズを満たしましょう。
アカウントを育てる
先ほどInstagramマーケティングの手法を4つご紹介しましたが、それらに着手し成果を出すにはアカウントの質を高めておく必要があります。具体的には、フィード投稿やストーリーズ、リール、ライブ動画をバランスよく投稿すること、そしてそれらをターゲットにとって価値のある内容にしておくことが大切です。そうすることで、広告運用やプロモーション施策に取り組んだ際、満足な効果を得られる可能性が高まります。
Instagram(インスタグラム)マーケティングでは「分析」を行うことも大切
Instagramマーケティングに取り組む際は、同時にアカウントの分析を行うことも大切です!
分析が必要な理由
なぜ分析が必要なのか、その理由は「インスタ運用をより最適化するため」です。
たとえば、Instagramインサイトを利用すれば、フォロワーのデータ(年齢や性別、地域など)やアカウントの動向、コンテンツのパフォーマンスなどを確認することができます。
自社のインスタ運用にどれほどの効果があるのか、さまざまなデータを通して確認・把握できるため、強みをさらに強化したり足りない部分を補ったりして、アカウントを最適化することが可能です。つまり、Instagramマーケティングに効果的なアカウントに近づけやすくなるのです!
この点から、Instagramマーケティングでは分析の実施も必須といえるでしょう。
なお、インスタ分析に関する詳しい情報は以下の記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。
Instagram(インスタグラム)運用における「分析」とは?重要性とポイントを解説
分析時にチェックすべきポイント
インスタを分析する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
アカウント
アカウントに関するチェックポイントには、主に「フォロワー」が挙げられます。
たとえば、日ごとまたは時間ごとにフォロワーの推移を確認することで、「フォロワーに好まれているのはどのような投稿か(反対にどのような投稿が不人気なのか)」を推測しやすくなります。
フォロワーが増えた時間帯があれば、そのときに投稿したコンテンツがフックとなってフォロワーが増加したと考えられます。この点から、似たような内容・コンセプトの投稿はマーケティングにも効果的だと判断できるでしょう。
投稿
投稿に関するチェックポイントには、たとえば「エンゲージメント」があります。
エンゲージメントとは、いいね!やコメントをはじめとする、ユーザーのリアクションのことです。これを確認すれば、「自社の投稿がユーザーのニーズに応えられているかどうか」を測れます。
仮にエンゲージメントが多い場合は、フォロワーやオーディエンスが自社の投稿に興味関心を示しているということになるため、効果的な運用ができていると考えられます。一方でエンゲージメントが少ない場合は、フォロワーやオーディエンスのニーズに応えられていないことになるため、改善の余地があるといえるでしょう。
Instagramマーケティングを成功させるには、フォロワーやオーディエンスのニーズに応えた投稿を行うことが必須です。そのため、エンゲージメントの分析は積極的に行うべきといえるでしょう。
競合他社
インスタの分析を行う際は、競合他社にも目を向けることが大切です。具体的には、自社よりもフォロワー数やエンゲージメントが多い競合他社のアカウントをベンチマークに登録し、「どのような投稿をしているのか」「どういうキャンペーンを行っているのか」などを参考にするのがおすすめです。そうすることで、自社のアカウント・投稿をより最適化しやすくなります。
Instagramマーケティングを成功させるには、競合他社に引けを取らないアカウントにする必要があります。そのため、競合他社の分析を行って自社のアカウントを見直すことは、Instagramマーケティングにおいても重要な工程といえるでしょう。
分析時には専用ツールを使うのがおすすめ
インスタの分析を行う際は、専用のツールを使うのがおすすめです。
たとえば、インスタ専用運用システム「Slooooth」では、アカウントや投稿に関するさまざまなデータを自ら検証することなく簡単に取得・確認できます。また、過去のデータを保有し続けるので、アカウント・投稿の状況を去年のデータと比較しながら分析することも可能です!
さらに、1クリックしたあと5分待つだけでレポートを作成することもできます! これにより、限りある時間を生産性の高い業務に使うことが可能です。
分析専用のツールを利用するのであれば、ぜひSloooothの利用をご検討ください。
Instagram(インスタグラム)マーケティングに着手してみよう!
情報収集や商品・サービス購入のプラットフォームとして定着しつつあるInstagram(インスタグラム)でマーケティングを行うことは、企業の集客アップや売上アップを図る上でとても有効です! 企業のSNS運用担当の方、そしてSNS運用に注力している個人事業主の方は、ぜひ今回ご紹介した手法とポイントを参考にInstagramマーケティングに着手してみてください。
なお、インスタ専門運用システム「Slooooth」を使えば、マーケティング施策による成果を簡単に確認できます。また、1クリックでレポートを作成できるため、たとえば会議でInstagramマーケティングの成果を発表する際に簡単に資料化することが可能です。Instagramマーケティングの実施とあわせて、ぜひ活用してみてください!