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新型コロナウイルス感染症の拡大によっておうち時間が増えたことで、Instagram(以下 インスタ)やTikTok、YouTubeなどのSNSで動画を楽しむ方が増えました。
この風潮は今なお続いており、とくにインスタ運用では動画にも注力することが重要になっています。自ら撮影し編集して「見られる動画」を作り、ユーザーに届けることこそが、自分自身ひいては企業のマーケティングにつながるのです!
そこで今回は、見られる動画を作るうえで欠かせない動画編集アプリを5つご紹介します。自分に合った動画編集アプリをぜひ活用してみてください。
Instagram(インスタグラム)には動画も投稿しよう!
インスタには、画像だけでなく動画も投稿することが大切です。なぜなら、より多くの情報をユーザーに伝えられる上に、より高い宣伝効果が期待できるからです。
たとえば、文章だけだとわかりづらかったり画像だけだとイメージしづらかったりすることも、動画なら映像と音声、文字、画像と、さまざまな要素で届けられるのでユーザーに伝わりやすくなります。
また、動画はある程度の時間見続けるのが一般的です。そのため、画像よりもユーザーの記憶に残りやすく、ブランドや商品・サービスについて覚えてくれる可能性が高いといえます。
これらの点から、動画も積極的に作成し投稿していくことが大切です!
なお、インスタの動画に関する基本情報は以下の記事でご紹介しています。こちらもぜひあわせてご覧ください。
Instagram(インスタグラム)に動画を投稿!押さえておきたい基礎知識とポイント
動画編集アプリを使うメリットと注意点
インスタに投稿する動画は、動画編集アプリで手軽に作成できます。
動画編集アプリを使うメリット
動画編集アプリを使用するメリットは、主に以下の2つです。
手軽に動画を作れる
動画を撮影する際、スマホを使う方がほとんどでしょう。動画編集アプリなら、スマホで撮影した動画をそのままスマホですぐに編集できます。データをパソコンに移す手間がない上に、編集後そのままインスタをはじめとするSNSにアップロードできるのです! この手軽さは動画編集アプリならではのメリットといえるでしょう。
スマホで簡単に作業できる
パソコンで使用する動画編集ソフトに比べて、動画編集アプリはシンプルな操作性で使いやすいのが特徴です。使いこなすまでにさほど時間を要しないため、動画編集にはじめて挑戦する方も簡単に理想の動画を作れるでしょう。
動画編集アプリを使う際の注意点
動画編集アプリを使用することにはメリットがある一方で注意点もあります。
無料プランは機能が制限されていることがある
動画編集アプリと一言でいっても、無料のものから有料のものまでさまざまです。無料のものでも、プランによっては費用が発生することがあります。
無料の動画編集アプリ、または無料のプランの場合、使える機能が制限されていることが多く、理想の編集を行えないことがあります。また、編集中にたびたび広告が表示されたり、完成した動画にアプリのロゴが入ったりすることも珍しくありません。
これらの点から、場合によっては無料から有料に格上げしなければならないこともあるため、その点はあらかじめ理解しておきましょう。
スマホのスペックによっては動作が鈍くなることがある
お持ちのスマホのスペックによっては、動画編集アプリの動作が鈍くなることがあります。この場合、本来なら10分程度で終わるはずの編集が倍の20分、さらにはそれ以上かかることが考えられます。
スマホそのものが古い場合は機種変更する必要があるかもしれませんが、ストレージの空き容量に余裕を持たせるなど、スマホの設定を見直すことで解決することもあるので、あらかじめ状態を整えた上で動画編集を行いましょう。
おすすめの動画編集アプリ①:無料なのに編集の幅が広い「VivaVideo(ビバビデオ)」
VivaVideo(ビバビデオ)は、動画編集未経験の方でも簡単に操作できる動画編集アプリです。エフェクトを追加したり、BGMをつけたり、テキストを追加したりといった基本的な機能が充実しているので、これひとつでハイクオリティな動画に仕上げることができます。
VivaVideo(ビバビデオ)のおすすめポイント
VivaVideo(ビバビデオ)には「自動編集機能」が備わっています。これは、素材を用意しテーマを決めるだけで、自動的にフィルターやBGMを追加してくれるというもの。トランジションやアニメーションもばっちり反映されるので、完成度の高い仕上がりになります。
「動画編集に自信がない」「はじめて動画編集をするからうまくできるか不安」という方は、まず自動編集機能から活用してみるとよいかもしれません♪
このほか、VivaVideoには「動画を各SNSの投稿サイズに変更できる」という便利な機能もあります。画面のアスペクト比をもとにサイズを変更できるのはもちろん、インスタ、TikTok、YouTube、いずれかのアイコンが表示されたものを選べば、それぞれのSNSに適したサイズに変更可能。わざわざ自分でアスペクト比を調べる必要がなく、ワンタッチで操作できるので、動画編集に慣れていない方も安心です!
おすすめの動画編集アプリ②:Appleユーザーならコレ「iMovie(アイムービー)」
iMovie(アイムービー)は、iphoneやMacBookなどのApple製品に既存で備わっている動画編集アプリです。VivaVideoと同じく、動画編集に欠かせない基本的な機能が充実しているほか、Apple製品ならではの魅力も兼ね備えているのが特徴。うまく活用すれば「何度も見たくなる動画」に仕上げることができます。
iMovie(アイムービー)のおすすめポイント
iMovie(アイムービー)では、世界的な映画音楽の作曲家が手がけたオリジナルの楽曲を使用できます。「ポップ」「愉快」「センチメンタル」「レトロ」などとカテゴリが分かれているので、動画のイメージに合った楽曲を選びやすくなっています。このほか「サウンドエフェクト」と呼ばれる効果音も充実しているので、動画にアクセントを取り入れることも可能です。
「BGMのバリエーションが豊富なアプリを使いたい」という方には、iMovie(アイムービー)がぴったりかもしれません!
そして、iMovie(アイムービー)はiOS端末を使えばいつでもどこでも操作することができます。iPhoneはもちろん、iPadやiPod touch、MacBookに動画を転送できるので、外出先での動画編集も問題なく行えます。
おすすめの動画編集アプリ③:プロ級の仕上がりになる「LumaFusion(ルマフュージョン)」
LumaFusion(ルマフュージョン)は、iPhoneやiPadなどのApple製品で使える高機能な動画編集アプリです。シンプルな操作方法であるのにもかかわらず、プロが使用する動画編集ソフト・アプリに勝るとも劣らない機能性が魅力。細部まで細かく編集できるので、より満足できる仕上がりにすることができます。
LumaFusion(ルマフュージョン)のおすすめポイント
LumaFusion(ルマフュージョン)のおすすめポイントは「動画の書き出しスピードの速さ」。
iPad Pro11(2018)モデルを使って、iPadの動画編集アプリ「iMovie」「Adobe Premiere Rush CC」「LumaFusion」と3種類試した中でも最速の書き出し速度でした。
LumaFusionで7分30秒の動画を書き出してカメラロールに保存するのにかかった時間は7分39秒でした。
Adobe Rush CC とかだとなんか倍くらいかかったイメージ。
引用:iPhoneやiPadで使えるLumaFusionアプリは動画編集が簡単で高機能なアプリだった|ごりゅご.com
気になる書き出し時間ですが、30秒のプロジェクトを4Kとして書き出すのに35秒、1080HDとして書き出した場合は8秒でした。MacBook Pro 2018で書き出すと1分程度かかるので、iPadでのこのスピードが出るのは驚きです。
引用:[LumaFusion] 一つの映像にまとめよう!編集したプロジェクトを書き出す方法|Curioscene
実際に上記のような感想があることから、書き出しスピードは他のソフトやアプリに比べて秀でているといえます。これまで、動画編集における書き出しスピードの遅さに悩んでいたのであれば、この機会にLumaFusionを使ってみるのもよいかもしれません♪
このほか、LumaFusion(ルマフュージョン)では動画の解像度・画質を細かく設定することも可能です。画質を落として容量を小さくしたり、反対に画質を引き上げてクオリティを高めたりと、その時々で動画の質を変更することができます。そのため「動画によって解像度・画質を変えたい」という方にはとくにおすすめです!
おすすめの動画編集アプリ④:精密な編集ができる「KineMaster(キネマスター)」
KineMaster(キネマスター)は、多機能で初心者でも使いやすい動画編集アプリです。
カットやテロップ・BGMの挿入など、基本的な編集作業ができるのはもちろん、トランジションやクロマキー、色調整などの機能も備えているため、これらを活用することで理想に近い動画に仕上げられるでしょう。
KineMaster(キネマスター)のおすすめポイント
KineMaster(キネマスター)には、エフェクトやステッカー、フォントなどの動画の素材をそろえた「アセットストア」があり、その中には無料で使える素材もあります。
動画を作成するにあたって、使える素材が多ければ多いほど、個性やオリジナリティあふれる動画に仕上がりやすくなります。これはユーザーの興味・関心を惹く上で重要なポイントとなるため、無料で使える素材がある点はメリットといえるでしょう。
また、編集画面のレイアウトがすっきりしていてわかりやすいので、編集しながらストレスを感じることがありません。
おすすめの動画編集アプリ⑤:テンプレートが豊富な「Promeo(プロメオ)」
Promeo(プロメオ)は、デザイン性に優れた動画を作成できる動画編集アプリです。洗練された使い勝手のよいテンプレートがたくさん用意されているほか、ステッカーやフィルターも豊富なので、インスタ向きのキャッチーな動画を作ることができます。
なお、Promeo(プロメオ)の画像編集に関する情報は、以下の記事で確認できます。こちらもぜひチェックしてみてください!
Instagram(インスタグラム)の投稿作成に便利な無料アプリ「Promeo(プロメオ)」の使い方
Promeo(プロメオ)のおすすめポイント
Promeo(プロメオ)のおすすめポイントは、とても簡単な操作方法です。具体的には、デザインされたテンプレートから好きなものを選び、動画やテキストを変えるだけ! 簡単にインスタ用の動画が仕上がるため、初心者の方にもおすすめです。
このほか、Promeo(プロメオ)は今もアップデートを続けており、最新版のバージョン 13.0.1には「生成AI機能」が追加されました。たとえば、AI商品背景では商品に合った背景を自動で作り出すことが可能です。手間なく投稿用の動画を作れる点は、インスタ運用の効率化に大きく貢献するでしょう!
おすすめの動画編集アプリ⑥:GoProの純正アプリ「Splice(スプライス)」
Splice(スプライス)は、小型カメラとして有名な「GoPro」からリリースされた純正の動画編集アプリです。動画編集に必要な基本機能がそろっているため、無料でもハイクオリティーな動画を作ることができます。
Splice(スプライス)のおすすめポイント
Splice(スプライス)のおすすめポイントは、シンプルな操作画面です。はじめて動画編集を行う方もわかりやすいデザインになっています。また、動画編集をしながらこまめにプレビューを確認できるため、微調整もしやすいでしょう。
このほか、Splice(スプライス)には優れたBGMが多数搭載されています。好きな音楽をBGMにすることも可能なため、音でも楽しめる動画に仕上がるでしょう。
おすすめの動画編集アプリ⑦:プロのような仕上がりになる「VITA(ビータ)」
VITA(ビータ)は、プロ顔負けの動画を作成できる動画編集アプリです。YouTubeでよく見るエフェクトやテキストがそろっており、どれも無料で使えるため、あっという間にSNSで見てもらいやすい動画に仕上がるでしょう。
VITA(ビータ)のおすすめポイント
VITA(ビータ)のおすすめポイントは、100種類以上のテンプレートが用意されているところです。さまざまなシチュエーションに対応したテンプレートがそろっているので、デザインを一から考える手間を大幅に省けます。
また、操作が直感的で使いやすいのもうれしいポイントです。動画編集に慣れていない方も使いやすく、カットやトリミングをしたり、複数の画像や動画を組み合わせたりするのも簡単なので、無理なく質の高い動画に仕上げられます。
押さえておこう!動画編集アプリを選ぶ際のチェックポイント
動画編集アプリを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
目的に沿っているか
動画編集アプリによって、備えている機能やテンプレート、スタンプ、フォントなどは異なります。そのため、「どのような動画を作成するのか」という目的を明確にしたうえで、その目的にマッチした動画編集アプリを選ぶことが大切です。
たとえば、インスタをはじめとするSNS投稿用の動画を作成するのであれば、テンプレートやエフェクトが豊富なアプリを選ぶとよいでしょう。
必要な機能が備わっているか
必要な機能が備わっている動画編集アプリかどうかもチェックするようにしましょう。アプリによっては、機能自体はあっても無料で使える範囲外であったり、テンプレートやスタンプに関しては種類が少なかったりすることがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
フォントや素材は豊富か
インスタをはじめとするSNSに投稿する動画には、ユーザーの目にとまるような工夫が欠かせません! そのため、なるべくフォントや素材が豊富なアプリを選ぶのがおすすめです。豊富なほど、キャッチーな動画にしやすくなります。
操作しやすいか
いくら機能性が高く素材が充実していても、操作しづらかったら効率よく動画編集を行えません。そのため、気になる動画編集アプリを見つけたら一度使ってみて、操作しやすいかどうかをチェックすることも大切です。自分にとって使いやすいアプリを選ぶことが、よい動画を作る第一歩です!
各種SNSと連携できるか
インスタをはじめとするSNSと連携できるかどうかも確認しておきましょう。仮に連携できなくてもSNSに投稿することは可能ですが、連携できるほうがアプリを移動せずそのまま投稿できて楽なのでおすすめです。
口コミでの評判はどうか
気になる動画編集アプリが見つかったら、口コミを確認してみましょう。自分では見つけられなかった情報に出会えたり、思わぬデメリットが見つかったりすることがあるので、実際に使用するかどうかの最終判断がしやすくなります。
動画編集アプリを活用して“見られる”動画を作ろう
今や動画は、SNS運用に欠かせないコンテンツです。動画編集アプリを活用して「見られる動画」を作り、自社のアカウントに投稿すれば、ユーザーにより多くの情報を届けられます。また企業のマーケティングにもつながり、ブランドや商品・サービスの認知向上も期待できます。
そのため、この機会に改めて動画の内容・クオリティを見直し、フォロワー・オーディエンスの心を掴むコンテンツを発信することを心がけましょう!
なお、SNSに投稿する画像の編集におすすめのアプリは「GoDaddy Studio(OVER)」や「Promeo」です。今回ご紹介した動画編集アプリと合わせて、ぜひ使ってみてください♪