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「2022年はどうソーシャルメディア(以下 SNS)を運用しよう?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。目を惹く投稿やハッシュタグの活用など、SNSのトレンドは時代の流れとともに移り変わるため、運用方法はこまめに見直す必要があります。
そこで今回は「2022年版 SNSのトレンド予測」と題して、SNSを戦略的に運用をする上で押さえておきたい情報を一挙ご紹介! Instagram(以下 インスタ)のトレンドを中心にお伝えします。ぜひ、ご参考にしてください。
今のうちに押さえよう!SNSにおける2022年のトレンド予測
まずは「10 Social Media Trends That’ll Be Huge in 2022」を参照の上、SNSにおける2022年のトレンドを予測・解説します。
ソーシャルコマースの台頭
ソーシャルコマースとは、SNSをはじめとするソーシャルメディアを通して商品やサービスを訴求するマーケティング手法のことです。この手法は“消費者のSNSでの買い物”に大きな影響を与えており、たとえばインスタは2020年に「Instagramショップ」を発表。そしてTikTokは、Eコマースプラットフォーム「Shopify」と提携し、ショッピング機能の導入を進めています。
この背景から、2022年は各種SNSにおいてショッピング機能の導入が倍増すると予測できます! 言い換えれば、SNSを運用する上でソーシャルコマースを取り入れることが当たり前になる可能性があるということです。競合他社に遅れを取らないためにも、早めにソーシャルコマースに目を向けておきましょう。
meme(ミーム)の重要性が拡大
meme(以下 ミーム)とは、インターネットを通じ模倣によって人から人へと伝達し、増殖していく文化情報のことです。「単なる流行り・お遊び」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、2022年はコミュニティとつながり、エンゲージメントを生み出すための鍵になると予測されています。また、ブランドやクリエイターがフォロワー(オーディエンス)とつながったり、流行の会話に参加したりするきっかけになるともいわれているのです!
そのため、2022年は各種SNSにて、より積極的にミームを取り入れたほうがよいと考えられます。
参照:The Secret Formula for Instagram Success in 2022|Later Blog
投稿キャンペーンが知名度アップの肝に
2022年、ブランドの知名度を高める方法として「投稿キャンペーン」に注目が集まります。もちろん、2022年以前もこの手法を取り入れているブランドは多くありました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により対面のイベントは続々と中止に。その結果、ブランドで得た体験をユーザーが投稿すること(=投稿キャンペーン)が減ったのです。
ただし、これは言い換えれば、感染拡大が落ち着いたらキャンペーンが軌道に乗る可能性があるということ! そのため、今のうちから投稿キャンペーンの計画を立てておくことをおすすめします。
ちなみに、インスタが「フィード投稿におけるリマインダー機能」の追加を発表しています。この機能を使ってキャンペーンを告知すれば、より多くのユーザーに参加してもらいやすくなるでしょう。
参照:Instagram Rolls Out Add Reminder Feature for Feed Posts|Later Blog
「フィルターなし」の投稿が一般的に
2022年は、フィルターのない、より瞬間的な投稿が一般的になると予測されています。その理由は、ありのままを発信する“信頼性のあるアカウント”こそ、ユーザーから共感を得て成長するからです。そのため、これからは投稿画像・動画の編集にかける時間が短くなる一方で、フォロワー・オーディエンスと深い関係を築くための時間は長くなると考えられます。
参照:Authenticity on Instagram: How to Grow Your Account with Authentic Content|Later Blog
短めの縦長動画の定着
TikTokとインスタ(リール)が頭角を現したことで、短めの縦長動画が急成長しています。2022年も引き続き、この傾向が定着すると予測されています。
また、2022年は新しいトレンドやクリエイティブなコンテンツが注目を集めると考えられています。そのため、たとえば上述した「フィルターなしの投稿」をいち早く取り入れるのが有効かもしれません。このほか、すべてのユーザーが楽しめる動画になるよう、字幕・キャプションを取り入れるのもおすすめです!
2022年のInstagram!フィードの表示方法が3パターンに
ここからは、数あるSNSの中でもインスタにフォーカス! というのも2022年1月6日、インスタの責任者・Adam Mosseri氏が「フィードの表示方法を変更するテストを開始した」とツイートしたのです。
そこで以下にて、「Instagram Announces New Feed Views: Home, Favorites, and Chronological Following Feed」を参照の上、新たに発表された3パターンの表示方法について解説します。
Home(ホーム)
Home(ホーム)は、いいね!数やコメント数に基づき、インスタが「ユーザーがどれほど興味・関心を抱くか」を判断して投稿を表示する仕様。つまり、それぞれのユーザーが求める投稿が上部に表示されるということです。そのため、Homeに対する戦略としては「ターゲットのニーズに応じたコンテンツの投稿」が必須といえます。
Favorite(お気に入り)
Favorite(お気に入り)は、見逃したくないアカウントの投稿を時系列で表示する仕様。いわば「親しい友人」機能の拡張です。たとえば、家族や恋人、友人の近況をひとつ残さず確認したいときに便利な表示方法といえます。
Following(フォロー中)
Following(フォロー中)は、フォローしているアカウントの投稿を時系列で表示する仕様。元々はこの時系列フィードがデフォルトでしたが、2016年にアルゴリズムフィードへ変更。つまり、系列フィードの復活はおよそ6年ぶりというわけです!
Following(フォロー中)には、インスタのアルゴリズムが一切反映しません。そのため、Followingに対する戦略としては「時間を考慮した投稿」がより重要になってきます。多くのフォロワー・オーディエンスがオンラインしている時間帯、そしていいね!やコメントなどのリアクションが多い時間帯に合わせて投稿するようにしましょう。
Instagramを戦略的に運用!その3つの方法とは
では、実際にインスタを戦略的に運用するにはどうすればよいのでしょうか? 以下で「The Secret Formula for Instagram Success in 2022」を参照の上、その具体的な方法を解説します。
1.新しいオーディエンスにリーチする
第一に、まだ出会っていない“新しいオーディエンス”にリーチする必要があります。その方法には、たとえば「Instagram Collabsの活用」が挙げられ、同じ投稿を双方のアカウントでシェアするため、より多くのオーディエンスに効率よくリーチすることができます。
また、Instagram Collabsはもちろん、フィード投稿やストーリーズ、リールにおいて、ターゲットのニーズに応じた投稿をすることも欠かせません。なぜなら、上述したフィードの表示方法「Home」にて、投稿が上部に表示される可能性が高まるからです。そうなれば、新しいオーディエンスによりリーチしやすくなります!
このほか、ハッシュタグに配慮することも大切です。重要性や種類を正しく理解した上で、アカウント・投稿に最適なハッシュタグをつけましょう。
2.プロフィールに来たユーザーをフォロワーにする
新しいオーディエンスにリーチできたら、そのユーザーをフォロワーにすることが大切です。具体的な方法には、たとえば「ストーリーハイライトの活用」が挙げられます。画面の上部にあるためプロフィールを閲覧したユーザーの興味・関心を惹きやすく、フォロワーへ変換できる可能性がグッと高まります!
なお、ストーリーハイライトを最新の状態にし、かつメインコンテンツのテーマを反映していれば、より効果的です。
このほか、店舗でいう看板のような役割を持つ“プロフィールの文章”を練ることも大切です。「どういうブランド・企業(人物)なのか」「どのような投稿をしているのか」といった情報をわかりやすく提示するようにしましょう。
さらに、注目してほしい投稿を上部に表示し、プロフィール画面を印象づけるのも有効です! ただし、今はまだ投稿順での表示がデフォルト。投稿の表示順を自由に変えることはできません。
しかし、なんとインスタがプロフィール画面の投稿順を入れ替えられる機能の開発を進行中とのこと! この戦略を実行できる日はそう遠くないといえます。
3.コミュニティを構築してフォロワーをキープする
プロフィールに来たユーザーをフォロワーにしたら、そのままキープしなければなりません。インスタにはユーザーのエンゲージメントを促進する機能が豊富にあるため、これらを活用すれば獲得したフォロワーを逃してしまうリスクを下げられます。
たとえば、質問や投票のスタンプを使ったストーリーズを投稿するのが一案です! フォロワーと直接的にコミュニケーションをとりエンゲージメントを高めることで、結果としてフォローの解除を防ぎやすくなります。
このほか、フォロワーからのコメントへ積極的に返信するのもおすすめです。投げかけられたリアクションに応えることでコミュニティを構築でき、それがエンゲージメントの向上につながります。
【ポイント】それぞれのコンテンツを適切な頻度で投稿する
上述した3つの方法に対し、「インスタを戦略的に運用するには、やっぱりやるべきことが多いな」という印象を抱いた方もいるかもしれません。たしかに少なくはありませんが、一度ですべての方法を取り入れる必要はありません。
たとえば、新しいオーディエンスにリーチするため「フィード投稿・ストーリーズ・リールを毎日投稿しよう」と考えている方もいるでしょう。
しかし、実際にはその必要はなく、それぞれのコンテンツを好みの頻度で投稿しても問題ありません! 具体的には、たとえばフィード投稿を週に2〜3本、ストーリーズを週に4〜6本、リールを週に1〜2本の頻度で投稿してもよいのです。
まずは、それぞれのコンテンツの投稿頻度を決めて、その効果を分析してみることから始めましょう。その結果を踏まえた上で頻度を減らすべきか、はたまた増やすべきかを判断すれば、おのずと「適切な投稿頻度」が見えてきます。
ちなみに、このときInstagram専門運用システム「Slooooth(すろ〜す)」を使えば、手間なく効果検証・分析ができます!
たとえば、指定した期間のアカウントデータ(フォロワーの増減数やプロフィールの閲覧数 など)をまとめて確認することが可能。インスタのインサイトを自ら逐一確認する必要がない上に、別期間のデータと簡単に比較できるため、楽に効果検証を行えます。このほか、ストーリーズ・ハッシュタグの分析機能も備わっているので、戦略的な運用を実現するには打ってつけです。
さらに、Sloooothは予約投稿機能も完備!
インスタを運用する上で大切なのは「投稿すること」ではなく「ターゲットのニーズに応じた投稿を制作すること」です。後者にたっぷり時間をかけるには、投稿する時間をなるべく短縮化したいもの。このとき、Sloooothの予約投稿機能を使えば投稿そのものを自動化できるので、制作にかける時間を増やすことができ、より意味のあるコンテンツに仕上げられます。
トレンドを押さえて効率よくInstagramを運用しよう
2022年は、ソーシャルコマースに注目が集まったり、フィルターなしの投稿や短めの縦長動画が一般的になったりすると予測されています。そのため、もしまだこれらのトレンドを取り入れていないのであれば、このタイミングで導入してみるとよいかもしれません。
インスタに関しては、フィードの表示方法が3パターンになることから、それぞれに応じた運用を心掛ける必要があります。今回ご紹介した3つの方法を踏まえて、戦略的にフォロワー・オーディエンスにアプローチしましょう!