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Instagram(インスタグラム)を運用するにあたって押さえておきたい機能に「Instagramショッピング」があります。
そこで今回は、Instagramショッピングの概要とあわせて、利用するメリットと利用方法、活用事例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
Instagram(インスタグラム)ショッピングとは
Instagramショッピングとは、インスタに投稿した写真や動画に商品情報を紐づけることで、商品の購入を促す機能です。検索エンジンではなくSNSで商品やサービスを探す人が増えている昨今、インスタ運用に欠かせない機能として注目を集めています。
Instagramショッピングを利用すれば、フィード投稿に商品タグを、ストーリーズに商品スタンプを追加でき、ユーザーがそれらをタップすると商品の詳細を確認できるようになります。
商品詳細のページにはECサイトへのリンクを追加できるため、インスタ上で商品に興味を持ったユーザーをそのまま購入へと促すことが可能です!
Instagramショッピングを利用するには、各種設定を行う必要があります。詳しくは以下の記事でご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
Instagram(インスタグラム)にショップを開設!役立つ機能と具体的な方法をご紹介
Instagram(インスタグラム)ショッピングを利用するメリット
Instagramショッピングを利用することには、主に以下の2つのメリットがあります。
1.無料で利用できる
Instagramショッピングは無料で利用できます。費用をかけずに商品の購入を促すことができる点は、企業にとって大きなメリットとなるでしょう。とくに、売上を上げたいが予算をかけられない企業には魅力的といえます。
2.商品やサービスの購入につながる
Instagramショッピングを利用すれば、インスタ上に「SNSでの発見から商品購入までの導線」を作ることができます。そのため、インスタで自社の商品やサービスに興味を持ったユーザーがいた場合に、そのまま購入する可能性が高くなります!
3.ユーザーに受け入れられやすい
商品やサービスの購入を促す施策といえば「広告」です。しかし、広告を好ましく思わないユーザーもいますし、「売りたいです!」という気持ちが全面に出ているとユーザーに感じられてしまい、なかなか効果を発揮しないこともあります。
その点、Instagramショッピングは「通常の投稿に商品タグをつける」という仕様なので、売り気がそこまで強調されず、広告が苦手なユーザーにも受け入れられやすくなっています。
また、広告のように勝手に表示されることはなく、「興味を持った投稿にECサイトへの誘導があった」という見え方なので、ユーザーを嫌な気持ちにしてしまう心配がありません。
4.ECサイトの認知向上につながる
ECサイトを開設・運用しても、認知されていなければ売上にはつながりません。
その点、Instagramショッピングならインスタのフォロワー・ユーザーに「実店舗だけでなくオンラインでも商品を購入できる」と認知してもらえるため、売上につながりやすくなります。実際に「興味はあったものの買う予定がなかったものをSNSで見かけて購入した」というユーザーは多くいます。
5.広告を出稿できる
Instagramショッピングに紐づけた投稿は、そのままフィード広告として使用することもできます。広告ではあるものの見た目はほかのフィード投稿と変わらないため、フォロワー・ユーザーに違和感なく受け入れられやすいのが特徴です。
広告から直接的に商品詳細ページへ誘導できるため、集客につながりやすいほか、売上アップも期待できるでしょう。
Instagram(インスタグラム)ショッピングの利用方法
Instagramショッピングの利用方法は以下のとおりです。
1.利用条件を確認する
まず、Instagramショッピングの利用条件を満たしているか確認する必要があります。
・FacebookとInstagramのポリシーに準拠していること
・ビジネスのWebサイトのドメインを所有しており、そこで販売している商品であること
・利用者が上述したドメインに関連した店舗またはWebサイトの代表者であること
・Instagramショッピングを利用できる地域に拠点があること
・Instagramのアカウントが、ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントであること
・信頼性のあるFacebook・Instagramのアカウントであること
(認証済み、または十分な数のフォロワーがいることなどを求められる)
・商品に関する正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
これらすべてを満たしていることが確認できたら、次のステップに進みましょう。
2.Facebookページを作成する
続いて、Facebookページを作成します。Facebookページとは、Facebookにて個人アカウントとは別に無料で作成できるページのことです。「アナリティクス機能が備わっている」「広告の出稿・結果分析ができる」などの特徴があります。
Facebookページの作成方法は以下の記事でご紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
Facebookページ(ビジネスアカウント)個人作成のすすめ!
3.インスタのアカウントとFacebookページを紐づける
続いて、インスタとFacebook(Facebookページ)を紐づけます。
インスタで設定する場合
1.プロフィール画面にある「プロフィールを編集」を選択する
2.ビジネスの公開情報にある「ページ」をタップし、指示に従ってFacebookのアカウントで連携する
Facebookで設定する場合
1.Facebookページを作成する
2.「設定(歯車マーク)」を開き、「リンクするアカウント」を選ぶ
3.「Instagram」を選択して、アカウントで連携する
4.Facebookページにショップを開設+カタログを作成する
インスタとFacebook(Facebookページ)の連携が済んだら、Facebookページでショップを開設し、商品カタログを作成します。
1.Facebookページのトップページ左のメニューにある「設定」を選択
2.「テンプレートとタブ」を選び、「ショップ」をONにする(アイコンを青色にする)
3.Facebookページのトップページに表示されている「商品を販売」を選択
4.「ショップの設定を開始する」をクリックし、指示に従ってカタログを作成する
その後、指示に従ってカタログの大枠を作成すれば、ショップの開設は完了です!
5.ショップを公開する
次に、作成したショップを公開します。
1.コマースマネージャの「概要」にある「③ショップを公開」を選択する
2.ショップのカスタマイズ画面が表示されたら「開始する」をクリックする
その後は、ショップに表示する商品を登録したり表示する順番を入れ替えたりと、自由にカスタマイズしていきます。満足できる仕上がりになったら「アップデートを公開」をクリックして終了です。
6.ショッピングタグをつけて投稿する
審査に通ったら、インスタの投稿に商品タグ・商品スタンプをつけられるようになるため、実際に活用していきましょう! 通常のタグ付けと同様の手順でつけられますよ。
Instagram(インスタグラム)ショッピングを上手に活用しているアカウント
最後に、Instagramショッピングを活用しているアカウントの事例をご紹介します。
MAJOLICA MAJORCA
MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)は、自社商品のおすすめの使い方やメイク術を紹介しながら、うまく商品タグを追加しています。
メイク道具を購入する際に気になるのは、「どのような色合いなのか」「どう使うのか」「使うとどういう仕上がりになるのか」など。こうした疑問を投稿で解消すれば、それを見たユーザーが商品に興味を持ちやすくなるため、結果としてフォロワーの増加や売り上げアップなどにつながります。
北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店は、洗練されたおしゃれな投稿に商品タグを追加しています。「まずは投稿で目を引き、表示してもらったのちWebサイトへ誘導する」という導線が確立しています。
このほか、北欧、暮らしの道具店はWebサイト上に「インスタに登場したアイテムを集めたページ」を作成しています。インスタで商品を見たユーザーがWebサイトを訪れた際、一から探さなくてもよいよう工夫されている点は、ほかにはない強みといえるかもしれません。
Instagram(インスタグラム)ショッピングを活用してみよう
SNSで商品やサービスを探すことが一般的になっている今だからこそ、Instagram(インスタグラム)運用に注力するなら「Instagramショッピング」の活用が欠かせません!
商品やサービスの購入につながりやすくなるだけでなく、広告よりもユーザーに受け入れてもらいやすいので好印象を持ってもらえる可能性がグッと高まります。そうなれば、さらなる売り上げアップが期待できるので、この機会にぜひInstagramショッピングを活用してみてください。
なお、Instagramショッピングを活用しただけでインスタ運用が軌道に乗るとは限りません。安定的に成果を出すには、アカウントや投稿をこまめに分析する必要があります。
その際、役に立つのがインスタ専門運用システム「Slooooth」です!
アカウントやフィード投稿はもちろん、ストーリーズの分析も簡単に行えるため、インスタ運用の良し悪しをスムーズに確認できます。また、予約投稿にも対応しているのでストレスなくインスタ運用を続けられますよ。
「これからインスタ運用に力を入れていきたい!」とお考えの方は、ぜひSloooothの導入を検討してみてください。