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「Instagram(インスタグラム)運用では、積極的にユーザーとコミュニケーションをとることが大切」とよく見聞きしますが、その真意を理解しているSNS運用担当は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、Instagram(以下 インスタ)運用におけるコミュニケーションの重要性とともに、ユーザーとコミュニケーションをとる方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Instagram(インスタグラム)運用で「コミュニケーション」が重要な理由
インスタ運用においてコミュニケーションが重要といわれる理由には、以下の3つがあります。
コンテンツが露出しやすくなるから
ユーザーと積極的にコミュニケーションをとった場合、コンテンツが発見タブに掲載されやすくなります。つまり、フォロワーのみならず、より多くのユーザーに自社のコンテンツを見てもらえるということです。これにより、エンゲージメントの向上やフォロワーの増加につながる可能性が高まることから、インスタ運用においてコミュニケーションは重要と考えられています。
エンゲージメントの向上につながるから
上述のとおり、コミュニケーションをとるとコンテンツが発見タブに掲載されやすくなるため、エンゲージメントの向上が期待できます。くわえて、コミュニケーションをとったユーザーの自社に対する印象がよくなることもあり、これがきっかけとなってさらなるアクションにつながる可能性もあります。こうした2つの理由により、インスタ運用でコミュニケーションをとることはエンゲージメントの向上につながると考えられ、そのメリットから重要性が高いと認知されています。
ユーザーのニーズを理解しやすくなるから
フォロワーをはじめとするユーザーとコミュニケーションをとることで、「どのような情報発信を求められているのか」を理解しやすくなります。ユーザーに寄り添ったインスタ運用を実現しやすくなることから、フォロワーのファン化が期待できるでしょう。多くのフォロワーをファンへ成長させることができれば、商品の購入やサービスの利用につながりやすくなり、売上アップも見込めます。こうした側面からも、コミュニケーションをとる重要性は高いといえるでしょう。
コメント・DMだけじゃない!コミュニケーションをとる方法

インスタ上でユーザーとコミュニケーションをとる方法というと、コメントやDMを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、コメントやDMも有効な方法ですが、このほかにもコミュニケーションをとる方法がいくつかあります。
コメントへの返信
フィード投稿やストーリーズ、リールにコメントをもらったら、必ず返信をしてコミュニケーションをとりましょう。コメントをくれたユーザーは少なからず自社のアカウントに興味を持っているため、返信しコミュニケーションをとって関係性を築くことにより、フォロワー・ファンへと導くことができます。
DMへの返信
DMをくれたユーザーは、コメントをくれたユーザーよりも自社への関心度が高い傾向にあります。クローズドな場での密なコミュニケーションを望んでいる可能性が高いため、積極的に返信しましょう。親密度の向上が期待できることから、フォロワー・ファンへの成長はもちろん、エンゲージメントの増加にもつながりやすくなります。
ストーリーズのスタンプを活用した交流
ストーリーズには、ユーザーとのコミュニケーションを促進できるスタンプが豊富にあります。
質問スタンプ
ユーザーに質問を投げかけるスタンプです。解答欄は自由記述のため、ユーザーは質問に対し好きなように回答できます。ユーザーからの回答にそのまま返信するのもよいですが、集まった回答を後日ストーリーズでシェアし感想を述べれば、「自分の回答が採用された!」とフォロワーの気持ちをさらに高めることが可能です。
たとえば「今後どういう商品があるとうれしいですか?」と、商品開発に関する質問を投げかけた場合、ユーザーのリアルな要望を収集できます。気になった回答に返信しコミュニケーションをとれば、自社はユーザーニーズの理解につながり、ユーザーは商品開発に参加しているような体験ができます。ユーザーに関しては「自分の意見に耳を傾けてくれた」と好印象を持つようになるため、自社のイメージアップ、ひいてはファン化につながりやすくなるでしょう。
クイズスタンプ
ユーザーに対しクイズを出題できるスタンプです。出題時に回答の選択肢を用意できるため、質問スタンプに比べてユーザーの参加難易度は低めです。その分、参加率が高い傾向にあるため、一度で多くのユーザーとコミュニケーションをとりやすくなります。
コミュニケーションのとり方としては、たとえば正解したユーザーには「正解です!おめでとうございます」と返信し、不正解のユーザーには「残念!またチャレンジしてください」などと返信するのがおすすめです。この返信をきっかけにコミュニケーションが続き、ユーザーの自社に対するイメージが向上する可能性があります。
アンケートスタンプ
「AとB、どちらがよい?」など、アンケートを実施できるスタンプです。クイズスタンプのように選択肢を用意する仕様になっているため、参加率が高いのが特徴です。
たとえば、「開発中の商品です。カラーバリエーションに加えるのは[A:黒]と[B:白]のどっちがいい?」などと問いかけてアンケートを実施するとよいでしょう。質問スタンプと同様にユーザーニーズの理解につながるのはもちろん、「ありがとうございます!参考にします」などと返信をすることで、コミュニケーションにつながります。
UGCの紹介
ユーザーとコミュニケーションをとるため、UGCを紹介するのもおすすめです。UGCとは「User Generated Contents」の頭文字を取った言葉で、ユーザーが生成したコンテンツを指します。
UGCを紹介することで、そのUGCを作成したユーザーがうれしさを感じ、自社に好意を持つ可能性が高まります。また「すてきな投稿ありがとうございます!」と伝えることで、ユーザーとの関係性が強化され、フォロワー・ファンへと導きやすくなるでしょう。
なお、UGCを紹介する際は事前に許諾を得る必要があります。無断で紹介するのは避けましょう。
UGCに関しては以下の記事でご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
Instagram(インスタグラム)運用における「UGC」とは?重要性や増やす方法、活用例までご紹介
ユーザーと積極的にコミュニケーションをとろう
Instagram(インスタグラム)運用においてユーザーとコミュニケーションをとることは、コンテンツの露出やエンゲージメントの向上、ユーザーニーズの理解につながる重要な取り組みです。そのため、投稿管理と同じようにコミュニケーションにも注力することをおすすめします。
コミュニケーションのとり方については、今回ご紹介した方法を参考にしてみてくださいね。