Table of Contents
ここ1年くらいで、AI画像生成ツールの進化がかなり速くなっています。
少し前までは、「なんとなくAIっぽい画像が作れる」というレベルだったものが、最近は普通に実務へ組み込めるレベルまで来ています。特に2025年後半から2026年にかけては、単純な画質だけでなく、人物の自然さや構図理解、テキスト再現までかなり改善されました。
実際、自分の周りでも「SNSサムネをAIで作る」「広告クリエイティブの初稿をAIで作る」「Instagram投稿用のビジュアルを量産する」といった使い方がかなり増えています。
ただ、実際にいろいろ触ってみると、ツールごとに“得意なこと”がかなり違います。
しかも面白いのが、「画質が綺麗=使いやすい」ではないことです。世界観作りに強いツールもあれば、SNS運用向けに使いやすいツールもありますし、「会話しながら雑に修正できる」ことが強いケースもあります。
今回は、最近よく使われているAI画像生成ツールをいくつか実際に触ってみて、「どんなことができたのか」「どこが強かったのか」「逆にどこが微妙だったのか」を、かなり実務寄り・エンジニア寄りの視点でまとめてみます。
ランキング形式ではなく、あくまで「実際に使ってみて感じたこと」に近い内容です。
Midjourneyは、今でも“世界観作り”が圧倒的に強い
まず最初に触ったのが、定番のMidjourneyです。
公式サイトはこちらです。
正直、ここは今でもかなり強いです。特に、「一発でそれっぽい雰囲気を出す能力」が異常に高い。
たとえば、
・シネマティックなビジュアル
・ファッション広告っぽい表現
・アート寄りの世界観
・高級感あるクリエイティブ
このあたりは、本当に完成度が高いです。
特に最近のMidjourneyは、プロンプトをそこまで細かく書かなくても、“いい感じ”にまとめてくれることが増えました。少し前までは、かなり細かく指示しないと崩れることも多かったのですが、最近はかなり自然です。
ただ、実際にSNS運用へ組み込もうとすると、少しクセもあります。
たとえば、「Instagramカルーセルっぽい情報整理画像」を作ろうとすると、意外と難しい。Midjourneyはアート方向には強いのですが、「情報整理」「UI感」「実用的な構成」のような方向は少し苦手です。
そのため、“世界観を作る”用途にはかなり強い一方で、「運用素材を量産する」という意味では少しオーバースペックに感じる場面もありました。
最近かなり変わったのが、ChatGPTの画像生成
個人的に、一番印象が変わったのがChatGPT系の画像生成です。
以前のChatGPT画像生成は、「まだAI感が強い」「ズレる」「文字が崩れる」という印象がかなりありました。しかし最近のGPT-4o系の画像生成は、そのあたりがかなり改善されています。
OpenAIも、GPT-4o画像生成では「会話しながら画像を修正できること」や「一貫性のある画像生成」を大きな特徴として紹介しています。
公式情報はこちら。
実際に触ってみると、以前よりかなり自然です。
少し前までは、
・人物の目線がズレる
・手が不自然
・全体に“AIっぽさ”が残る
・微妙に構図が崩れる
ということがよくありました。
しかし最近のGPT-4o画像生成は、かなり自然になっています。特に、「SNSで普通に流れてきてもAIと気づかれないレベル」まで来ているケースも増えました。
しかも便利なのが、“会話しながら修正できる”ことです。
普通の画像生成ツールだと、
・「背景だけ変えたい」
・「人物を自然にしたい」
・「文字を少し大きくしたい」
みたいな微修正が結構面倒です。
しかしChatGPT系は、会話ベースでかなり柔軟に修正できます。ここは実際かなり強い。
特にSNS運用では、「完璧なアート作品」よりも、「すぐ修正できること」のほうが重要な場面が多いので、この差は大きいと感じました。
最近は画像生成速度や細部保持もかなり改善されており、OpenAI自身も「以前より4倍高速」と説明しています。
Flux系は、“リアル寄り”がかなり自然
最近かなり増えているのがFlux系モデルです。
FluxはBlack Forest Labsが開発している画像生成モデルで、最近かなり存在感が強くなっています。
公式はこちら。
実際に触ってみると、特に「リアル寄り人物」がかなり自然です。
以前のAI画像は、
・顔が少し不自然
・AI感が強い
・肌感が不自然
みたいなケースがかなり多かったのですが、最近のFlux系はかなり改善されています。
特に、「Instagram広告っぽい人物ビジュアル」はかなり強い印象でした。
実際、Instagram運用では「モデル素材をどうするか」はかなり大きな問題ですが、この部分をAIでかなり補えるようになってきています。
一方で、実際に運用へ組み込むと、「画像は作れるけど、どれを使うべきか分からない」という問題も出てきます。
ここは意外と見落とされがちですが、生成AIが普及すると、“作る能力”より“選ぶ能力”のほうが重要になります。
結局、「作れる」と「伸びる」は全然違う
ここは実際にいろいろ触ってみてかなり感じた部分です。
最近のAI画像生成ツールは、本当に普通に画像を作れます。
ただ、だからといって、その画像が“伸びる”とは限りません。
特にInstagram運用では、
・どんな1枚目で止まるのか
・どんな構図で保存されるのか
・どんなサムネがクリックされるのか
のほうが重要です。
つまり、「生成能力」だけではなく、“分析”が必要になります。
最近は特に、「AIで作る人」はかなり増えました。しかし逆に、“どんな画像が実際に伸びるか分析できる人”はまだかなり少ない印象があります。
これは以前書いた以下の記事ともかなりつながっています。
【2026最新】インスタ公式インサイトだけでは限界?伸びる人が「分析ツール」を手放さない理由
最近のInstagram運用は、「作る競争」というより、「改善速度の競争」に近くなっています。
AI画像生成が強くなるほど、“分析”の価値が上がる
少し面白いのが、AI画像生成が進化するほど、“分析”の重要性が逆に上がっていることです。
以前は、そもそも画像を作ること自体が難しかったので、「制作力」が差になっていました。
しかし今は、ある程度誰でも作れる。
だから最近は、
・どんなビジュアルが反応されるのか
・どの色がCTRに影響するのか
・どんな構図で保存率が上がるのか
を理解している人のほうが強くなっています。
実際、同じAIツールを使っていても、伸びるアカウントと伸びないアカウントがかなり分かれています。
この違いは、ほぼ“分析力”です。
最近は「作る」より「改善する」ほうが重要になっている
少し前までは、「AIで画像が作れる」だけでかなりインパクトがありました。
しかし最近は、それ自体は珍しくなくなっています。
むしろ今は、
「どんな画像を作れば伸びるのか」
を理解している人のほうが圧倒的に強い。
たとえば、
・どんな1枚目が止まるのか
・どんな文字量が反応されるのか
・どんなデザインでフォロー率が上がるのか
こうした部分まで見始めると、単純な画像生成だけでは足りなくなります。
最近のインスタ運用では、「制作」と「分析」がほぼセットになり始めています。
Sloooothで見えてきた“伸びる画像”の共通点
実際、自分も最近はAI画像をかなり使うようになりましたが、最終的に重要だったのは「どれを使うか」でした。
そこで最近よく使っているのが、Instagram分析ツールのSloooothです。
Sloooothでは、単純なリーチ数だけでなく、
・どの画像で保存率が高かったか
・どのサムネでフォロー率が高かったか
・どんな投稿で離脱が減ったか
まで見えるので、「なんとなく良さそう」ではなく、“実際に反応されたビジュアル”を分析できます。
AI画像生成ツールが増えてきた今、「何を作るか」より、「どれが伸びるか」を判断できることのほうが重要になっている気がしています。
特に最近は、同じようなAI画像が増えているので、“生成力”そのものは差別化になりにくくなっています。
だからこそ、最終的には、
・分析
・改善
・再現性
を持っている人のほうが強い。
これはAI画像生成が進化するほど、むしろ強く感じるようになりました。
まとめ
最近のAI画像生成ツールは、本当にかなり実用レベルまで来ています。
特に、
・広告クリエイティブ
・SNS素材
・サムネ制作
・世界観作り
などは、すでに普通に業務へ組み込めるレベルです。
しかも最近は、以前のような“強いAI感”や“不自然さ”もかなり減ってきています。特にChatGPT系の画像生成は、以前より自然さや修正精度がかなり改善されており、「普通に実務で使える」と感じる場面がかなり増えました。
ただ、実際に触ってみると、「綺麗な画像を作れること」と、「SNSで伸びること」はかなり別問題です。
最近のInstagram運用では、“作る能力”より、“改善し続ける能力”のほうが重要になっています。
AI画像生成が一般化した今、これから差になるのは、おそらく「分析できる人」なのかもしれません。

