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常に進化を遂げるInstagram(インスタグラム)。昨年2022年も、運用に活かせるような新機能を複数発表しました。
そこで今回は、2022年に発表されたInstagram(以下 インスタ)の新機能を一挙にご紹介! あらためて確認して、自社のインスタ運用に取り入れていきましょう。
2022年に発表されたInstagram(インスタグラム)の新機能まとめ
【投稿編】Instagram(インスタグラム)の2つの新機能
まずは、投稿に関する新機能を2つご紹介します。
1.パソコンからの投稿が可能に
2022年10月、パソコンから写真や動画を投稿できる新機能が追加されました。これまでは基本的にアプリからしか投稿できなかったため、これは大きな変化といえるでしょう!
パソコンから写真や動画を投稿する際の手順は以下のとおりです。
1.画面左にある「+」をクリックする
2.画面の指示に従い、写真や動画をアップロードする
3.サイズやフォーマット、フィルターを選択し、必要に応じて編集をする
4.キャプションや位置情報を追加する
5.「シェア」をクリックする
画像や動画の編集をパソコンで行っている場合、スマホに切り替えることなくそのまま投稿できるようになるため、より楽に運用できますよ。
参照:Instagram is adding ‘Collabs,’ new music features for Reels, desktop posting and more|TechCrunch
2.アプリからの予約投稿が可能に(プロアカウントのみ)
2022年11月、プロアカウント限定でアプリから予約投稿ができるようになりました。投稿を予約できる期間は最大75日後までとなっています。
活用方法としては、たとえばセールやキャンペーンに関する情報を予約投稿するのがおすすめです! 「必ず投稿しないといけないのに忘れてしまった」というミスを防ぐことができます。
なお、予約投稿機能はまずAndroid版アプリに導入されており、iOS版アプリでも近日中に使えるようになるとのことです(筆者はiPhoneを使用していますが、2023年2月時点ではまだ使えませんでした)。
参照:@mosseri 2022年11月9日 午前2:39|Twitter
【フィード・プロフィール編】Instagram(インスタグラム)の2つの新機能
続いて、フィード・プロフィールに関する新機能を2つご紹介します。
1.「お気に入り」と「フォロー中」の投稿を時系列で表示可能に
2022年3月、フィードの表示オプションとして「お気に入り」と「フォロー中」が導入されました。これらは、ユーザーの興味・関心によって投稿の表示順が変わる既存の「ホーム」とは異なり、投稿が時系列で表示されるのが特徴です。
・自分の興味・関心にマッチした投稿を確認したいときは「ホーム」
・フォローしているアカウントの直近の投稿を確認したいときは「お気に入り」「フォロー中」
上記のようにユーザーが使い分けられるようになるため、インスタ運用ではすべての表示オプションに対応できるよう「こまめな投稿」と「フォロワー(ユーザー)の興味を惹く画像・動画の投稿」がより大切になってきそうですね。
参照:Instagram、お気に入りのアカウントやフォローしているアカウントの投稿だけをフィードに時系列表示できる2つのオプションを新たに導入|Meta
2.プロフィールトップに好きな投稿を固定できるように
2022年6月、プロフィールトップに好きな投稿を固定できる新機能が追加されました。フィード投稿またはリール動画から選ぶことができ、最大3つの投稿を固定できます。
インスタのプロフィールは、自社のコンセプトやストーリーを伝える上で重要なスペースです。これだ!という投稿を固定することで、よりユーザーに自社の世界観を届けやすくなるでしょう。
投稿を固定する方法は以下のとおりです。とても簡単なのでぜひお試しください!
1.プロフィールトップに固定したい投稿を選択し、右上にある「…」をタップする
2.「プロフィールに固定」を選択する
参照:Instagram、お気に入りの投稿をプロフィールのトップに固定できる新機能を導入|Meta
【リール編】Instagram(インスタグラム)の4つの新機能
続いて、リールに関する新機能を4つご紹介します。
1.タグ付けするクリエイターのカテゴリの表示が可能に
2022年4月、リールにタグ付けするクリエイターのカテゴリが表示できるようになりました。これにより「リールを作成する上でどのような人たちの協力を得たのか」「どのようなクリエイターがいるのか」を、ユーザーにより詳細に共有できるようになります。
参照:Instagram、リール動画にタグ付けするクリエイターのカテゴリを表示できる機能を導入|Meta
2.最大90秒の投稿が可能に
2022年6月、インスタとFacebookでリールをより簡単に作成・編集できるクリエイティブツールが複数発表されました。それに伴い、リールの長さが最長90秒になりました!
これまでは最長60秒でしたが、今後はそれよりも30秒長い「最長90秒」の動画を投稿できるため、商品紹介動画やハウツー動画などをより詳細な内容で届けられますよ。
参照:テンプレートやデスクトップ投稿など、InstagramとFacebookのリールで使える複数のクリエイティブツールを発表|Meta
3.サウンドエフェクトをはじめとする新機能を追加
2022年6月、インスタとFacebookでリールをより簡単に作成・編集できるクリエイティブツールとして、サウンドエフェクトをはじめとする新機能が追加されました。
サウンドエフェクトは、リールにさまざまな音源を追加できる機能です。エアホーンや拍手、ドアベル、おならなど全16種類から選ぶことができます。動画にあった音源でアクセントをくわえることで、面白みをプラスできますよ!
このほか、ストーリーズで人気の「アンケート」「クイズ」「絵文字スライダー」のスタンプをリールでも使えるようになりました。これにより、リールもフォロワー(ユーザー)とのコミュニケーションの場になります。
参照:テンプレートやデスクトップ投稿など、InstagramとFacebookのリールで使える複数のクリエイティブツールを発表|Meta
4.クリエイティブツールを拡充
2022年7月、リールのクリエイティブツールが拡充! 具体的には、リミックス機能がアップデートし、外カメラと内カメラで同時撮影ができる「デュアル」が導入されました。
リミックス機能は、既存のリールにあわせて動画を撮影する機能です。
これまでは2つの動画を左右に並べて投稿することしかできませんでしたが、アップデートによって2つの動画を上下に並べたり、1つの動画の上に自分の動画が配置されるグリーンスクリーンを使えたりと、全4種類のレイアウトから選べるようになりました。動画の内容に応じてレイアウトを変えられるようになったため、よりクリエイティブなリールに仕上げられます!
そして、新機能「デュアル」を使えば目の前の風景を撮影しながら、その風景を眺めている自分の表情も撮影することができます。ユニークなリールに仕上がるため、必要に応じて活用してみるとよいでしょう。
参照:リミックス機能のアップデートなど、リールのクリエイティブツールをさらに拡充|Meta
【ライブ配信編】Instagram(インスタグラム)の新機能
続いて、ライブ配信に関する新機能をご紹介します。
モデレーター機能を導入
2022年3月、ライブ配信にモデレーターを設定できる新機能が導入されました。
モデレーターとは「調整者」などの意味を持つ英単語であり、座談会や討論会などで進行役を担う人物のことを指します。インスタのライブ配信では、主に「ネガティブなコメントをするユーザーの管理を担う人物」のことを表します。
モデレーターは、ライブ配信を視聴しているユーザーの中から1名設定できます。モデレーターに選ばれたユーザーは、配信中に届いたネガティブなコメントを報告したり、特定のユーザーによるコメントをオフにしたりすることが可能です。これにより、配信者であるユーザーは集中して配信できるようになります!
また、配信中にモデレーターが起こした行動は、配信後にレポートで確認できます。「どのアカウントのコメントを報告したのか」などを把握できるため、必要であれば対策することも可能です。
モデレーターを設定することで、より安心してライブ配信が行えるようになるため、企業のアカウントも積極的に取り入れるとよいでしょう!
参照:Instagram、ライブ配信にモデレーターを設定できる機能を導入|Meta
【その他】Instagram(インスタグラム)の3つの新機能
最後に、そのほかの新機能をまとめてご紹介します。
サブスクリプションサービスを発表
2022年1月、クリエイターの収益化を支援する新機能「サブスクリプションサービス」の試験運転が開始されました。アメリカの一部のクリエイターを対象に実施されています。
サブスクリプションサービスの月額料金は、クリエイター自身で設定することが可能です。有料会員限定で公開できるのはストーリーズとライブ配信のみで、フィード投稿は含まれていません。
サブスクリプションサービスを利用すれば、エンゲージメントの高いフォロワーとのつながりを深められると同時に、収益を得ることができます。どちらもインスタ運用をする上で大きなメリットになるので、本格導入された際はぜひ活用を視野に入れてみてください!
参照:@mosseri 2022年1月20日 午前3:22|Twitter
サブスクリプションの紹介: クリエイターがInstagramで毎月収益を得るための支援|Instagram
NFTの投稿が可能に
2022年8月、NFT(非代替性トークン)を投稿できるようになりました。
NFTとは、偽造や改ざんが困難なブロックチェーン技術によって固有の価値がついたデジタルデータのことです。
従来のデジタルデータとは異なり、NFTは簡単に複製できないため、モノと同じように売買することができます。これにより、クリエイターは自らのセンスや価値観をより表現しやすくなり、ひいては収益を得られるようになりました。
参照:Instagram、デジタルコレクティブル機能を日本を含むグローバルで提供拡大|Meta
3.AR広告を導入
2022年10月、AR広告が導入されました。
AR広告とは、AR(拡張現実)を用いた広告のことです。スマートフォンをはじめとするカメラ付き端末を使い現実世界とデータを融合させることで、データ上の商品やサービスを擬似体験することができます。
一般的な広告に比べて、ユーザーに「おもしろい!」「楽しい!」と感じてもらいやすいため、自社やブランドに興味を持ってもらえる効果が期待できます。また、AR広告が話題になれば自社の知名度がアップし、商品・サービスの売り上げアップにつながる可能性もあるでしょう。
参照:InstagramやFacebookでAR広告を作成する方法|Instagram
新機能を活用してInstagram(インスタグラム)運用を最適化しよう
2022年も、Instagram(インスタグラム)はさまざまな新機能を発表しました。どれもアカウントを運用する人にとって有益で便利な機能なので、使わない手はありません!
自社のアカウントに適した機能から順に取り入れて、インスタ運用を最適化していきましょう。
なお、新機能を使ったらその効果を確認・分析することが大切です。その際は、ぜひインスタ専門運用システム「Slooooth」をご活用ください!
アカウントやフィード投稿はもちろん、ストーリーズの分析も簡単に行えますし、過去のデータを保有し続けるので去年の実績と比較することも可能です。つまり、現状のインスタ運用の良し悪しを楽に確認できるのです!
「新機能を使って終わり」ではインスタ運用をよりよくしていくことはできません。そのため、Sloooothの導入もぜひ検討してみてくださいね。