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サービス開始から1年で月間利用者数が1億7,500万人に達した「Threads(スレッズ)」。その注目度の高さから、「企業アカウントを作成すべきか?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Threadsの商用利用の可否から、企業アカウントを作成する際に考えるべきこと、企業アカウントを運用する際のポイントまでご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Threads(スレッズ)は商用利用できる?
「そもそもThreadsは商用利用できるのか?」と疑問を抱いている方もいるでしょう。
結論からいうと、Threadsは商用利用可能です!
利用規約に禁止事項として「(i)本来の趣旨にそぐわない商業目的でThreadsサービスを利用すること」と記載されていますが、これは詐欺や度が過ぎた宣伝などを指し、商用利用そのものを禁止しているわけではありません。そのため、企業が公式アカウントを作成することには何の問題もないといえるでしょう。
参照:Threads利用規約|Instagram ヘルプセンター
Threads(スレッズ)に企業アカウントを作成!その際に考えるべきこと
Threadsに企業アカウントを作成する際は、「Threadsで何がしたいのか」をよく考えることが重要です。とくに今はさまざまなSNSがあり、X(旧Twitter)やInstagram、LINEなどを活用している企業が多いでしょう。これらとどう差別化するかを考えなければ効率的に運用できず、ただアカウントを作成しただけになってしまいかねません。そのため、Threadsを何のために、どのように使用していくのかは必ず明確にしましょう。
なお、Threadsは「商品の購入やサービスの利用を促す場」というよりは、「企業・商品・サービスを認知してもらう場」という意味合いが強いSNSです。そのため、基本的には「自社の魅力や世界観を多くの人に伝え、需要を創出する」という目的のもと利用するのが望ましいでしょう。
Threads(スレッズ)で企業アカウントを運用する際のポイント
Threadsで企業アカウントを運用する際は、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
ペルソナを設定する
第一に、ペルソナを設定することが大切です。「どのような人物に自社の魅力や世界観を伝えていくか」という点を、性別や年齢、性格、趣味・嗜好、ライフスタイル、職業などに落とし込み、具体的な人物像を作り上げていきます。
そうすることで、ペルソナとして設定した人物像がどういう情報を求めているのか把握しやすくなり、Threadsで発信すべき情報を適切に判断できるようになります。
SNSの優先順位を決める
多くの企業で、X(旧Twitter)やInstagram、LINEなど、Threads以外のSNSの運用に取り組んでいることでしょう。この場合は「Threadsはどの位置付けで(どれくらいの優先度で)運用するか」を明確にすることが重要です。
ThreadsをはじめとするSNSで効果を出すには、継続して運用することが欠かせません。もし優先順位を決めていない場合、効果が出る前にThreadsの運用が疎かになる可能性があり、これでは企業アカウントを作成した意味がなくなってしまいます。きちんと継続して運用するためにも、優先順位を明確にして運用ときちんと向き合いましょう。
どれくらいの人員を割くか決める
企業のSNS運用を効率的に進めるには、企画・リアクション・効果検証など、それぞれの役割に担当者を設けることが重要です。しかし、その一方であまりにも関わる人員が多くなると人件費がかさみ、せっかくの無料プラットフォームの利用が意味をなさなくなってしまいます。
無料で利用できるThreadsを最小限の人数で運用し、そのなかで自社の認知度を高められれば、コストを削減しながら満足な効果を得られます。そのため、Threadsを運用する際はどれくらいの人員を割くかも慎重に決めておきましょう。
参考にしたい!Threads(スレッズ)の企業アカウント
最後に、Threadsの企業アカウントの例を3つご紹介します。
ユニクロ
世界的なアパレルブランドである「ユニクロ(@uniqlo_jp)」は、25万人ものフォロワーを獲得しています(2024年9月時点)。商品紹介をメインとしながらも、コーディネートも画像や動画でわかりやすく紹介しています。また、チラシも公開しておりお得な情報を気軽にゲットできます。
デリッシュキッチン
出典:デリッシュキッチン(@delishkitchen.tv)|Threads
レシピ動画の先駆け的な存在である「デリッシュキッチン(@delishkitchen.tv)」は、63万人ものフォロワーを獲得しています(2024年9月時点)。キャプションの文字数が長く、投稿できる動画の尺も長いというThreadsの特徴を活かし、動画とキャプションでさまざまなレシピを紹介しています。
パナソニック
出典:パナソニック(@panasonicjp)|Threads
日本を代表する電機メーカー「パナソニック(@panasonicjp)」は、3.1万人ものフォロワーを獲得しています(2024年9月時点)。自社の商品を紹介しつつ、それらの便利な使い方や生活のお役立ち情報などを発信しています。商品に関連した投稿には、その商品の詳細がまとめられた公式サイトへのURLが貼られており、スムーズに概要を確認できるようになっています。
Threads(スレッズ)でも企業アカウントを運用しよう
X(旧Twitter)に対抗するSNSとして登場した「Threads(スレッズ)」ですが、今はその人気も確立し、多くの人が利用しています。そのため、もし企業でSNS運用に取り組むなら、Threadsにも着手するのがおすすめです。今回ご紹介したポイントや有名企業のアカウントを参考に、ぜひThreadsで業アカウントを運用してみてください。