
Instagram(インスタグラム)を運用しているものの、思うような効果が現れない場合は、ストーリーマーケティングに目を向けてみるとよいかもしれません。
そこで今回は、Instagram(以下 インスタ)運用でストーリーマーケティングに取り組む際のポイントをご紹介します! ぜひ参考にしてみてください。
共感から行動を促す!ストーリーマーケティングとは
ストーリーマーケティングとは、商品・サービスが誕生するまでの経緯や企業の想いなどをストーリー形式で伝えることで、消費者に深く理解してもらうと同時に強い印象を与えるマーケティング手法のことです。「ストーリーテリング」と呼ばれることもあります。
一般的に、マーケティングでは「商品やサービスの強みをいかに伝えられるか」という点に重きが置かれますが、そこにこだわりすぎると消費者はかえって離れてしまいます。
消費者の興味を惹くには、まず共感を誘うことが大切です。「こういう想いで作られているんだ。わたしもそう感じていた」などと共感を得ることができれば、購買行動を促しやすくなります。
この点から、感情を動かす「物語」を伝えるストーリーマーケティングは、消費者の購買行動の促進、そしてファン化につながるといえます!
ストーリーマーケティングはInstagram(インスタグラム)運用との相性もよい
ストーリーマーケティングは、数あるSNSの中でもとくにインスタとの相性がよいといわれています。その理由は、画像や動画に特化している上にコンテンツが充実しているからです。
たとえばTwitterの場合、文章・画像・動画を投稿することができるものの、文章に関しては文字数制限が設けられています(※Twitter Blueの契約者は長文投稿が可能)。また、拡散性が高い一方で、そこには炎上のリスクも潜んでいます。
その点、インスタはTwitterと同じく文章・画像・動画を投稿することができる上に、フィード投稿やストーリーズ、リール、インスタライブなど、コンテンツが充実しています。ユーザーに伝えたい物語を適切なコンテンツで届けられるため、効率よくストーリーマーケティングができるのです!
また、昨今はインスタ上でハッシュタグ検索をして情報を得るユーザーが増えていることから、ブランドの世界観や作り手の想いをハッシュタグ付きで発信することで、新たな消費者と出会いやすくなります。
これらの点から、ストーリーマーケティングはインスタ運用との相性がよく、実際に着手することでうれしい効果が期待できるといえます。
押さえておこう!ストーリーマーケティングを行う際のポイント

インスタ運用でストーリーマーケティングに取り組む際のポイントは、以下のとおりです。
ターゲットユーザーを決める
ストーリーマーケティングを行うにあたってターゲットユーザーが不明瞭だと、届けたい内容が曖昧になり、誰の興味も惹けなくなる可能性があります。そのため、まずは「どのようなユーザーに商品やサービスを購入してもらいたいか」というターゲットユーザーを決めることが大切です。
ストーリーマーケティングのターゲットユーザーには、潜在層を選ぶのがおすすめです!
顕在層はすでに購入を検討しているフェーズに入っているため、ストーリーよりも特徴や強みを伝えたほうが満足な効果が見込めます。一方で潜在層は、興味を持っていても知識が少なく一歩踏み出せずにいる傾向があるため、ストーリーを伝えることで興味をさらに惹ける場合があります。
ターゲットユーザーのニーズを理解する
ターゲットユーザーが決まったら、その人物のニーズを理解することが大切です。「ターゲットユーザーは何を求めているのか」を考え理解することで、ストーリーマーケティングを通してどのような情報を伝えるべきかが見えてくるでしょう。
ターゲットユーザーの感情に訴えかけることを意識する
ストーリーマーケティングの最大のポイントは、ターゲットユーザーの感情に訴える情報の提供です。もちろん、商品やサービスの特徴や強み、価格も重要な情報ですが、これらを伝えても消費者の記憶にはあまり残りません。つまり、こうした情報だけでは感情を動かすことができないのです!
そのため、繰り返しになりますが、ターゲットユーザーの購買行動を促すには、商品・サービスが誕生するまでの経緯や企業の想いなどの物語を伝える必要があるといえます。
ときには失敗談を語る
ストーリーマーケティングで語る物語は、必ずしも成功談でなければならないわけではありません。むしろ失敗談も含めたほうが人間味が増し、ターゲットユーザーとの距離が縮まる場合もあります。
そのため、もし商品やサービスを作る際に何らかの失敗をしたのであれば、その事実を認めて公表するのも一案です。
ストーリーマーケティングを取り入れて共感を呼ぶInstagram(インスタグラム)に
ストーリーマーケティングは、物語を語り消費者の共感を誘うことで購買行動につなげるマーケティング手法です。物語を語る舞台には複数の選択肢がありますが、中でもInstagram(インスタグラム)は画像・動画で視覚的に物語を届けられる上にコンテンツが充実しているため、効率よくストーリーマーケティングに取り組むことができます。
そのため、インスタ運用に課題を感じている場合は、ぜひストーリーマーケティングに目を向けてみてください!
なお、インスタ運用でストーリーマーケティングに取り組んだ際は、その後の効果検証をしっかり行うことが大切です。そこでおすすめしたいのが、インスタ専門運用システム「Slooooth」です!


Sloooothでは、アカウントやフィード投稿、ストーリーズのエンゲージメントを簡単に確認することができます。ストーリーマーケティングの効果が現れているかどうかが一目でわかるので、自らデータを集めて効果検証を行う手間を省くことが可能です。インスタ運用担当の強い味方になるので、ぜひ導入を検討してみてください。