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Instagram(以下 インスタ)運用において「どのような投稿をすればよいのかイマイチよくわからない」という方は決して少なくないはず。
このとき、「同業種の人気アカウントを参考にすればいいんだ!」と考える方もいるかもしれませんが、どのようにアカウントを探せばよいかご存じでしょうか? また、参考にするだけで本当にいいね!やコメントをもらえるようになるのでしょうか……。
今回は、美容室・美容師と美容外科のインスタ運用を例に、インスタにおける最適な投稿は何なのか、その答えを導き出す方法をご紹介します。インスタ運用担当者さんは必見ですよ!
Instagram(インスタグラム)こそ「継続は力なり」!
インスタ運用で満足な成果を出すには、継続的に投稿することが欠かせません。なぜなら、継続して投稿すれば、その投稿に反応するユーザーの割合(=エンゲージメント率)を高めやすくなるからです。
エンゲージメント率が高まると、自社の投稿がおすすめに表示されやすくなり、それに伴って新規ユーザーの獲得も大いに期待できます。フォロワーが増えれば、商品やサービスの魅力をより多くの人に届けられる上に、購買にも促しやすくなります。そのため、インスタ運用において継続的な投稿は必須といえるでしょう。
とはいえ、毎日投稿するとなるとネタを出し続けなければならず、それは決して容易ではありません。場合によっては、ネタ不足に悩むこともあるでしょう。
では、もしネタ不足に悩んだときはどう乗り越えればよいのでしょうか?
Instagram(インスタグラム)の投稿ネタを考えるコツ
インスタの投稿ネタを考える際は、以下のコツを押さえておくとよいでしょう。
1.記念日や季節のイベントをテーマにする
なかなかネタが思いつかない場合は、記念日や季節のイベントをもとに考えてみるのがおすすめです。
記念日とは「母の日」や「父の日」「こどもの日」「夫婦の日」などのことです。たとえば、飲食店のインスタなら「母の日の特別メニュー」「母の日におすすめの簡単ご馳走レシピ」など、メニューや料理と関連付けた内容にすることができます。
季節のイベントとは、1月のお正月、2月のバレンタイン、3月のひな祭りなど、月ごとのイベントのことです。たとえば、雑貨店のインスタなら「バレンタインの包装に使えるアイテム◯選」というイメージで投稿に取り入れることができます。
このように、記念日や季節のイベントを自社の商品・サービスと関連付ければ、無理なく投稿ネタを考えられます。
2.ユーザーのストレスや悩みを考慮する
ターゲットとしているユーザーが日頃抱えているストレスや悩みに焦点を当て、投稿ネタを考えてみるのも一案です。
たとえば、ターゲットユーザーがママの場合は、毎日の献立を考えることにストレスを感じているかもしれませんし、初めての子育てなら子育て支援制度がよくわからず悩んでいるかもしれません。
このようにターゲットユーザーに寄り添えば、自ずと「どのようなネタを投稿すればよいのか」が見えてきます。そのため、まずはターゲットユーザーを決めてその心理を考えてみるとよいでしょう。
3.日常の出来事を取り入れる
インスタ運用担当者の日常の出来事を投稿ネタにするのもおすすめです。
「仕事中に感じたこと」「友人と食事をしている際の出来事」など、些細なことがネタづくりの参考になることもあります。実際に、投稿ネタを考えるぞ!と意気込んだときよりも、リラックスして過ごしているときのほうがネタの要素を思いつきやすいという方は多いのではないでしょうか? その瞬間を無駄にしないためにも、少しでも気になることがあればメモに残し、いつでも見返せるよう整理しておくとよいでしょう。
4.ハッシュタグ検索でトレンドを確認する
インスタ運用をするうえで、押さえておきたいのはトレンドです。今どのような投稿が注目されているのかを知って、それを自分のインスタに取り入れることで、いいね!やコメントの増加が期待できます。
トレンドを調べる方法はとても簡単で、インスタで自分たちの業界・業種に関するハッシュタグを入れて検索するだけです。
たとえば、美容室であれば「#ヘアカット」「#ヘアカラー」「#ヘアスタイル」「#ヘアセット」などで検索します。そうすると、フィードにそのハッシュタグを使った毎週の人気投稿が表示されるので、トレンドを一目で確認できるのです!
たとえば「#ヘアカット」「#ヘアカラー」「#ヘアスタイル」、それぞれの人気投稿には被写体を引き立たせた画像が多い傾向にあります。つまり、これがインスタにおける美容室界隈のトレンドということです。
これを参考に、自社のインスタでもカット・カラーをしたお客さまの写真を投稿することで、満足なエンゲージメントが期待できると考えられます。
なお、ハッシュタグはフォローすることも可能! 気になるハッシュタグをフォローしておけば、そのハッシュタグがついた投稿をタイムライン上で確認できるようになります。わざわざ検索する手間が省けるので、ハッシュタグ検索したときは「フォローする」のボタンをタップしておきましょう!
5.フォロワーとコミュニケーションを取る
先ほどご紹介した「2.ユーザーのストレスや悩みを考慮する」にも関連しますが、投稿ネタに悩んだときはフォロワーと直接コミュニケーションを取るのも一案です。「あなたのお悩みは?」と問いかけることで、何に悩み解決しようとしているのかをスピーディーに理解でき、投稿ネタに反映させることが可能です。
ただし、ここで注意しなければならないのが「投稿ネタに悩んでいるので」と背景まで説明しないことです! こうするとユーザーの思考が「悩みやストレスを伝える」から「投稿ネタを考える」になってしまい、思うように回答をもらえなくなる可能性があります。そのため、あくまでもユーザーに寄り添う問いかけをするようにしましょう。
6.Yahoo!知恵袋を活用する
「Yahoo!知恵袋は質問する場所」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、インスタ運用においてはネタの宝庫です! ターゲットユーザーが何に悩んでいるのかを探れるため、ネタのアイデアをたくさん集められます。
また、Yahoo!知恵袋の場合は質問者がどのような回答をベストアンサーにしているのかまで確認できるため、ターゲットユーザーの悩みにインスタの投稿でどのように応えればよいのかまで参考にできます。インスタ運用担当の強い味方になるので、積極的に活用しましょう。
ネタとあわせて考えたい!リアクションを得られる投稿にするポイント
インスタ運用において、いいね!やコメントの数は気になるもの。「どうすれば多くのユーザーに反応してもらえるか」と、悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで以下で、投稿ネタとあわせて考えるべき、リアクションを得られる投稿にするポイントについて解説します。
複数のアカウントの投稿を比較する
まず挙げられるのが「複数のアカウントの投稿を比較する」という方法です。「どういう投稿がいいね!やコメントを多くもらっているのか」「ストーリーズやハイライト、IGTVの活用はインスタ運用に活きるのか」などを確認して参考にすれば、反応をもらいやすいアカウントになります!
たとえば、上記の画像でご紹介している2つのアカウントは、ハイライトの使い方に差があります。湘南美容クリニック 二子玉川院のアカウントは、ハイライトのデザインに統一感を持たせつつ内容を充実させています。また、医師の勤務スケジュールをハイライトに反映することで、ユーザーが投稿を探す手間を省いています。これにより、ユーザービリティなアカウントに仕上がっています。
一方、上記の湘南美容クリニック 千葉センシティ院のアカウントはIGTVを活用しています。スタッフが実際に施術を受けてその実態をレポートすることで、ユーザーに安心感を届けています。
こうしたアカウントごとの特徴を比較すれば、何がよりよい投稿なのか、アカウントはどう運用していくべきなのかといった疑問の答えを導きやすくなります。自分と同じ業種のアカウントを比較して、検証してみましょう!
自らのアカウントで似た投稿をする
複数のアカウントの投稿を比較することも有効ですが、やはり「自らのアカウントで検証してみること」も大切なポイントです。
たとえば美容師であれば、自らカット・カラーを手掛けたお客さまの写真を投稿することが多いでしょう。しかし、フォロワーとオーディエンスの中には、美容師ならではのライフスタイルやおすすめのコスメ紹介などの投稿に興味を持っている方もいるかもしれません。この場合、作品集としてインスタを活用しても、いいね!やコメントにつながりにくい可能性があります。
つまり、いいね!やコメントにつながる投稿を知るためには、まずフォロワーとオーディエンスについて知ることから始める必要があるのです!
いいね!やコメントが増えない原因は、アカウントによってさまざま。「フォロワー・オーディエンスについての理解が浅い」「フォロワー・オーディエンスに合わせた投稿をしてみたけど反応がイマイチ……写真の撮り方が微妙?」「もしかしたらキャプションに問題がある?」など、あらゆる可能性が考えらます。
自分のアカウントで検証することは、こうした原因を探るうえで重要なことです。自らの商品・サービスを踏まえた「いいね!やコメントを多くもらえそうな投稿」が、必ずしも「よい投稿」になるとは限りません。
「フォロワーとオーディエンスは何に共感してくれているのか」「どういう投稿を期待しているのか」などを確かめて、自分のアカウントにとってよい投稿を知るためにも、積極的に検証を行いましょう!
人気投稿を参考にする+検証で適切な投稿がわかる
トレンドを取り入れたり、同業種のアカウントの投稿を参考にしたりすることは、効果的なInstagram(インスタグラム)運用につながるコツのひとつです。しかし、それだけでは十分なエンゲージメントが見込めない可能性があります。
そのため、自らのアカウントへ実際に投稿して、本当にいいね!やコメントをもらえるかどうかを必ず確認するようにしましょう。そうすれば、自分のアカウントに適切な投稿が何なのか見えてくるはずです!
トレンドをはじめ、フォロワーとオーディエンスの興味や反応は常に変化するので、もちろん一度確認したら終わりというわけではありません。今回ご紹介した方法を定期的に実践して、その時々の結果に合わせてアカウントを更新し続けていくことが大切です。
また、良好なインスタ運用を実現するには、自社のアカウントの分析や市場・競合分析を行い、PDCAを回す姿勢を崩さないことも不可欠です。
インスタ専門運用システム「Slooooth」なら、アカウントや投稿に関するさまざまなデータを、自ら検証することなく簡単に確認できます。また、過去のデータを保有し続けるので、アカウント・投稿の状況を去年のデータと比較しながら分析することも可能です。この機会に、ぜひ活用してみてください。
なお、今回は例として美容室・美容師と美容外科をあげましたが、ご紹介した3つの方法はもちろん他の業種でも活用できます。「どういう投稿をすればいいのかわからない」と悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてみてください!