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Instagram(インスタグラム)のリールを運用するなかで「再生数はあるのにフォロワーが増えない……」という悩みを抱えている企業は多いのではないでしょうか?
じつは、リールの運用ではトレンドだけでなく「数字」にも注目することが重要です。数字から読み取れる傾向をもとに運用方法を見直すことで、フォロワーの増加につながる可能性があります。
そこで今回は、Instagram(以下 インスタ)のリールを運用するうえで重要な「分析」にフォーカスし、インスタで確認できる指標やデータをもとにした改善のポイントなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
なお、リールの再生回数を伸ばす方法については以下の記事でご紹介しています。どうぞあわせてご覧ください。
Instagram(インスタグラム)のリールの再生回数はどう伸ばす?すぐ実践できる9つの方法をご紹介
Instagram(インスタグラム)のリールで成果を出すカギは「分析」にあり
時間対効果を指す「タイムパフォーマンス(以下 タイパ)」を重視する人が増えたことで、今リールをはじめとするショート動画が人気を集めています。インスタのほか、TikTokやYouTubeでも投稿・閲覧が当たり前になっていることから、それぞれのSNSで日々トレンドが生まれています。
そのため、リールを運用する際もトレンドを意識している方は多いかもしれませんが、それだけで成果を出すことは極めて困難です。なぜなら、そのトレンドが自社のアカウントにマッチしているとは限らず、場合によっては逆効果になっていることもあるからです。
では、リールで成果を出すにはどうすればよいのか。その答えは「分析」です。
リールでエンゲージメントの向上やフォロワーの増加などの成果を出すには、さまざまなデータ・指標を確認し、どのような傾向があるかを分析することが重要です。「どういう内容のリールがよく再生されているか」「エンゲージメントが多いリールにはどのような特徴があるか」を知ることで、成果につながるリール運用を実現しやすくなります。
Instagram(インスタグラム)で確認できる基本的な指標
特別なツールや外部アプリを使わなくても、インスタのインサイトでリールに関連するさまざまな指標を確認できます。リールの分析に取り組む際は、まず以下の指標に目を通しましょう。

分析したデータをもとにしたリールの改善アクション

インスタのインサイトでは、上述したようにリールのさまざまなデータを取得できます。リールで成果を出すには、そのデータをもとに改善アクションをとることが重要です。
【平均再生時間が低い】ユーザーニーズに沿った内容にする
平均再生時間が短いことは、つまり「多くのユーザーにリールを最後まで見てもらえていない」ということです。その原因は基本的にリールの内容にあり、ユーザーニーズに応えられていない可能性が高いと考えられます。そのため、平均再生時間が伸び悩んでいるときはリールの内容を見直すことが重要です。「ターゲットユーザーはどのような情報を求めているか」をよく考え、リールに落とし込みましょう。
【保存数やシェア数が少ない】魅力的な内容にする
保存数やシェア数が少ない場合、リールの内容が魅力的ではない可能性があります。
そもそも、リールの保存数を増やすにはユーザーに「あとで見返したい」と思わせることが重要です。シェア数に関しては「誰かに共有したい」と思わせることが、増やすカギとなります。
いずれにせよ、リールの内容が魅力的であることが最低条件となるため、ただ情報を発信するのではなく、自社のアカウントならではの付加価値(オリジナルの情報や商品・サービスの情報)をつけるようにしましょう。
【閲覧数が少ない】サムネイルにこだわる
閲覧数が少ないことは「表示されてもタップにつながらない」こととイコールです。ほかのリールに埋もれている可能性が考えられるため、存在感を出すためにもサムネイルにこだわることが大切です。たとえば、視覚的なインパクトがある画像を選んだり、引きのあるキャッチコピーをつけたりするとよいでしょう。デザイン性はもちろん、わかりやすさも意識することで見たくなるリールに仕上がり、閲覧数の増加が期待できます。
【閲覧数が少ない】投稿するタイミングを見直す
閲覧数が少ない場合は、サムネイルとあわせて投稿するタイミングを見直すことも重要です。多くのユーザーに見てもらうには、そのユーザーがインスタを開いている時間帯にリールを投稿する必要があります。そのため、フォロワーを含むユーザーがいつインスタを使用しているのかを調査し、そのタイミングに合わせて投稿しましょう。
一般的には、朝の通勤・通学時間に該当する「7:00〜9:00」、ランチタイムの「12:00〜13:00」、夕食後から就寝までの「19:00〜22:00」がベストといわれています。まずはこれらの時間を基準とし、引き続き調査して自社に合ったタイミングを見つけるとよいかもしれません。
リール分析を習慣にして継続的に成長しよう
リールを運用するなかで、エンゲージメントの向上やフォロワーの増加などの成果を出すには「分析」が必須です。さまざまな指標を確認して「いつ見られているのか」「どれだけのユーザーに見られているのか」などを把握することで、成果につながる運用を実現できます。
リールに限らず、各種運用において成果を出すには「数字の理解」が欠かせません。運が巡ってくるのを待つのではなく、自ら分析に注力して成功を掴み取りましょう。