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近年、情報収集の手段としてGoogle検索よりもSNS検索を利用するユーザーが増加しています。とくに若年層は、リアルタイムでタイムリーな情報を求めることから、X(旧Twitter)やInstagram(インスタグラム)などのSNS内で検索を行う傾向が強まっています。
このようなユーザー行動の変化に伴い、企業がオウンドメディアとしてInstagram(以下 インスタ)を活用することの重要性が高まっています。
そこで今回は、インスタをオウンドメディアとして活用したほうがよい理由から、そのメリット、運用時のポイント・注意点についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Instagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして活用したほうがよい理由
そもそも、なぜインスタをオウンドメディアとして活用したほうがよいのでしょうか?
その理由としてまず挙げられるのは、冒頭でもご紹介したSNS検索の台頭です。
リアルでタイムリーな情報を求める人ほどSNS検索を行う傾向があり、その場合は情報収集をSNSで完結するケースがほとんどです。Googleを利用しないことが多いため、WebのオウンドメディアよりもインスタをはじめとするSNSでオウンドメディアを運用したほうがユーザーの目に留まりやすいという背景があります。
このほか、企業やブランドのファンを増やす重要性が高まっていることも理由のひとつです。
不景気や競合他社の増加により、今製品やサービスが売れづらくなっています。この状況下で売上アップを図るには、企業やブランドのファンを増やす必要があります。
そこで注目を集めたのがインスタであり、ハッシュタグをつけた投稿でユーザーと話題を共有したり、UGCを自社アカウントに投稿できたりするので、企業とユーザーの関係性を深めることが可能です。ひいてはファンを確保しやすくなるため、今インスタをオウンドメディアとして活用することが重要視されているのです。
Instagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして活用するメリット

インスタをオウンドメディアとして活用することには、以下のメリットがあります。
企業・ブランドの世界観や商品の魅力が伝わりやすい
インスタは画像や動画を中心としたプラットフォームです。そのため、視覚的に魅力的なコンテンツを通じてユーザーの関心を引きやすい傾向があります。これにより、ブランドの世界観や商品の魅力を直感的に伝えることが可能です。
ファンの育成やエンゲージメントの向上が期待できる
インスタには、ハッシュタグやストーリーズ、コメントなど、ユーザーとコミュニケーションを取れる機能が豊富にあります。これらを活用することで、ユーザーとの双方向のコミュニケーションが促進され、ファンの育成やエンゲージメントの向上につながります。
トレンドを迅速にキャッチアップできる
若年層のユーザーが多いインスタでは、最新のトレンドやユーザーの関心を迅速に把握することができます。これをコンテンツに反映させれば、よりユーザーの関心を引きやすくなり、ひいてはファンの増加やエンゲージメントの向上につながります。
Instagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして運用する際のポイント・注意点
インスタをオウンドメディアとして運用する際は、以下のポイントと注意点を押さえておくことが重要です。
【ポイント】拡散力を高める工夫をする
インスタはほかのSNSと比較して拡散力が低い傾向があります。そのため、ストーリーズを活用したりほかのSNSとの連携を意識したりして、積極的にコンテンツをシェアすることが重要です。
【ポイント】ユーザーには真摯に対応する
ユーザーからDM(ダイレクトメッセージ)やコメントをいただいた際は、迅速かつ丁寧に対応するようにしましょう。そうすることでユーザーの信頼を獲得しやすくなり、ひいてはブランドロイヤルティの向上につながります。
【ポイント】チーム体制で運用する
インスタによるオウンドメディア運用を継続的に行うには、複数人でのチーム体制を構築するのがおすすめです。各自に役割を設けることで安定した運用が可能になるほか、複数人でコンテンツの見直しを行うことで、より適切な運用ができるようになります。
【ポイント】定期的にデータ分析と改善を行う
投稿への反応やユーザーの動向を定期的に分析し、必要に応じてコンテンツの質や投稿頻度、投稿するタイミングなどを改善しましょう。同じ質・投稿頻度・投稿タイミングがずっと適切とは限らないので、オウンドメディアの最適化を図るためにもこまめに見直しましょう。
【注意点】法令を遵守する
インフルエンサーとの協業や広告投稿の際には、ステルスマーケティングとならないよう「PR」や「広告」であることを明示する必要があります。忘れてしまうとトラブルに発展しかねないため、Wチェック体制などを取り入れてミスが起こらないようにしましょう。
ポイントを押さえてInstagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして活用しよう
Instagram(インスタグラム)をオウンドメディアとして効果的に活用することで、企業はユーザーとの関係性を深め、ブランドの認知度や信頼性を高めることができます。長期的かつ計画的に運用して、自社によい成果をもたらしましょう!

インスタのデータ分析は、インスタ専門運用システム「Slooooth」で行うのがおすすめです。各投稿のエンゲージメント率はもちろん、いいね!やコメント、インプレッションなどを一目で確認できるほか、AI技術による専門的なアドバイスのもと運用を行うことができます。
また、過去のデータを保有し続けるので去年のデータと比較しながら分析することも可能です。ぜひこの機会にお試しください。