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行動喚起を意味するマーケティング用語「CTA」は、広告やWebコンテンツの分野でよく使われますが、じつはInstagram(インスタグラム)運用にも取り入れたい要素です。
今回は、Instagram(以下 インスタ)運用とCTAの関係性から、CTAの概要、取り入れ方、取り入れる際のポイントまでご紹介します。ぜひご覧ください。
CTAとは?Instagram(インスタグラム)運用にも必要な“行動喚起”
CTA(Call To Action)とは「行動喚起」を意味するマーケティング用語です。広告やWebコンテンツを見たユーザーに、問い合わせ・予約などの次のアクションを促す役割があります。
CTAというと、広告の「詳しくはこちら」、Webコンテンツの「資料請求」「シェアボタン」などをイメージする方が多いでしょう。もちろん、これらも立派なCTAですが、活用できる場は広告やWebコンテンツだけではありません。インスタにも取り入れることができます。
インスタにCTAを取り入れる目的は、主に「CVにつなげるため」です。フィード投稿のキャプションにいいね!やコメントを促す文章を記載したり、ストーリーズのリンクスタンプを用いてECサイトへ誘導したりとCTAを効果的に取り入れることで、CVにつなげやすくなります。
Instagram(インスタグラム)運用にはCTAをどう取り入れる?主な具体例

では、インスタ運用でCTAを取り入れる際はどうすればよいのでしょうか? 以下で具体例を4つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
いいね!やコメントを促すCTA
インスタ運用においてエンゲージメントを高めるには、ユーザーからいいね!やコメントをもらう必要があります。そのため、CTAとして「いいね!やコメント、とてもうれしいです!」「保存すれば後から見返せます」といった文章を取り入れるとよいでしょう。
ここで重要なのは、ユーザーが共感でき、かつ便利と感じる文章にすることです。共感性と利便性がなければユーザーの次なるアクションを促すのは困難なため、この2点を意識してCTAを設置しましょう。
ほかのコンテンツの閲覧を促すCTA
自社のアカウントを訪れたユーザーがいた場合、どうせならひとつで終わらず、さまざまなコンテンツを見てもらいたいものです。そこで役立つのが、ほかのコンテンツの閲覧を促すCTAです。
たとえば、フィード投稿なら最後のページにほかのコンテンツの表紙を貼り付けて、そこに自社のアカウントをタグ付けするのが有効です。プロフィールに誘導することで、ほかのコンテンツを見てもらえる可能性が高まります。
ほかのSNSの閲覧を促すCTA
インスタのほかに、X(旧Twitter)やFacebook、ThreadsなどのSNSを運用している企業も多いでしょう。せっかくならインスタだけでなくほかのSNSにも興味を持ってもらいたいものです。
この場合もCTAが役立ち、たとえばストーリーズでほかのSNSを紹介し、リンクスタンプでX(旧Twitter)やFacebook、ThreadsのプロフィールURLを共有すれば、ユーザーによるアクセスを促すことができます。
Webサイトの閲覧を促すCTA
インスタには、URLを設置できる場所が2つあります。ひとつはプロフィール、もうひとつはストーリーズのリンクスタンプです。
フィード投稿のキャプションに「Webサイトへのリンクはプロフィールから」と入れたり、ストーリーズを投稿するたびにWebサイトへのリンクを設置したりすることで、インスタからWebサイトへとユーザーを誘導しやすくなります。
Instagram(インスタグラム)にCTAを取り入れる際のポイント
インスタにCTAを取り入れる際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
違和感なく取り入れる
CTAを意識するあまり不自然な取り入れ方をしてしまうと、かえってユーザーの次のアクションを止めてしまう可能性があります。そのため、CTAは違和感なく取り入れるよう注意しましょう。
たとえば、キャプションの流れを無視して急に「Webサイトへのリンクはプロフィールから」と誘導するのはNGです。そもそもキャプションはフィード投稿の説明文なので、その役割を果たしてから、CTAを取り入れるようにしましょう。
引きのあるワードを選ぶ
CTAを取り入れても、それをきっかけにユーザーの次なるアクションを促せなければ意味がありません。そのため、ユーザーにとってのメリット・ベネフィットを伝えるなどして、引きのあるワードを選ぶことが重要です。
ただし、あまりにも長すぎるとユーザーがパッと理解できずアクションを起こさない可能性があるので、文字数は短くしてシンプルで視認性が高い文言にすることを意識しましょう。
メリットを明確に伝える
CTAの効果を最大限に発揮するには、前提として商品やサービス、投稿そのもののメリットを明確に伝える必要があります。そのため、フィード投稿ならキャプションに「この投稿を見れば〇〇と〇〇についてわかります」などと記載して、投稿を見るメリットを明確に伝えるようにしましょう。
緊急性を持たせる
ユーザーは緊急性を感じると行動を起こす傾向があります。そのため「キャンペーン終了まであと〇日!」など、緊急性を含んだ文章をCTAとして取り入れるのも有効です。「急いで買わなきゃ!」という心理が働き、ユーザーが企業が望む行動を取ってくれる可能性があります。
こまめに効果検証を行い改善する
CTAを取り入れたからといって、必ずしもユーザーが想定どおりの行動を起こすとは限りません。そのため、こまめにユーザーの反応・行動を振り返り、CTAを見直すことが重要です。
ちなみに、CTAの効果検証ではABテストが役立ちます。文章や設置場所が異なるCTAを数パターン用意して、そのなかでどれがもっとも成果につながるのかを検証することで、CTAを最適化できます。
CTAを取り入れて効果的なInstagram(インスタグラム)運用に
Instagram(インスタグラム)運用の主な目的は、CVにつなげること(売上アップ)です。これを実現するには、単にインスタを運用するだけでは不十分。今回ご紹介したCTAを上手に取り入れることで、目的を果たしやすくなります。そのため、もしまだCTAを取り入れていないのであれば、具体例やポイントを参考にしてぜひ着手してみてください!

なお、インスタ運用の効果検証は、インスタ専門運用システム「Slooooth」で行うのがおすすめです。
Sloooothを使えば、各投稿のエンゲージメント率はもちろん、いいね!やコメント、インプレッションなどを一目で確認できます。また、過去のデータを保有し続けるので去年のデータと比較しながら分析することも可能です! ぜひこの機会にお試しください。