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企業にとってファンの存在は、良好な経営を実現する上で欠かせません。そのため、Instagram(インスタグラム)の運用ひとつとっても、ファンの獲得を意識することが大切です。
そこで今回は、企業がファンを獲得する重要性をはじめ、Instagram(以下 インスタ)でファンを獲得する方法、おすすめの機能についてご紹介します。企業のインスタ運用担当の方は、ぜひ参考にしてみてください!
企業がファンを獲得する重要性
企業にとってファンを獲得することは、認知を広げたり売上を高めたりする上でとても重要です。なぜなら、ファンがいると商品・サービスの値引きやキャンペーンに頼るマーケティングから離れることができ、優位な立場を継続的に築きやすくなるからです。具体的には、以下の効果が見込めます。
・ファンが定期的に商品やサービスを購入するため、継続的な売上貢献につながる ・ファンの心理や行動を分析することで、求められている商品やサービスを開発できる ・ファンの声に耳を傾けることで、新たなアイデアに出会える ・ファンがUGCを投稿することで、潜在層にアプローチできる など |
このように、ファンを獲得することは企業にとって大きなメリットをもたらします。そのため、インスタ運用でもファンの獲得を心掛けることが大切です。
Instagram(インスタグラム)でファンを獲得するために意識したいこと
では、インスタを通してファンを獲得するためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?
1.認知層のユーザーを増やす
まず意識すべきは、認知層のユーザー(自社の存在やアカウントを知っているユーザー)を増やすことです。認知を高めることがファン獲得への第一歩になるため、とても重要なステップといえます。
認知層のユーザーを増やすためには、自社の投稿を多くのユーザーに見てもらう必要があります。現在は映えるコンテンツよりも「役立つコンテンツ」が求められているため、ターゲットのニーズに合った投稿や情報発信に特化した投稿を心掛けるとよいでしょう!
また、日本のユーザーは他国のユーザーに比べて5倍多くハッシュタグ検索を行っていることがわかっているため、投稿に関連したハッシュタグを必ず付けることも大切です。
2.関心層のユーザーを増やす
認知層のユーザーをある程度確保できたら、次は関心層のユーザー(自社の投稿にいいね!やコメントをするユーザー)を増やしていきましょう。
関心層のユーザーを増やすためにも、上述した役立つコンテンツの投稿が必須です!
関心層のユーザーを増やすタイミングでは、すでに自社を認知しフォローしているユーザーが一定数いるため、「ストーリーズでアンケートを実施する」「コンテンツでABテストを行う」などしてユーザーのニーズを確認するとよいでしょう。そうすれば認知層のユーザーに求められているコンテンツがどのようなものか把握できるため、認知層のユーザーを関心層へと成長させやすくなります。
3.行動層のユーザーを増やす
関心層のユーザーが増えてきたら、次は行動層のユーザー(実際に店舗へ足を運んだりECサイトで商品を購入したりするユーザー)を増やしていきましょう。
行動層のユーザーを増やすには、ユーザーの購買行動を促す導線を作る必要があります。具体的には、アカウントのプロフィールに「店舗のマップのURL」や「ECサイトのURL」を設置したり、Instagramショッピングを活用したりするのがおすすめです。
投稿を見て商品やサービスに興味を持ったユーザーが、そのまま思い通りに行動を起こせるような環境を整えることで、関心層のユーザーを行動層へと成長させやすくなります。
4.共創層のユーザーを増やす
行動層のユーザーがある程度増えたら、次は共創層のユーザー(企業やブランド、商品・サービスに対する気持ちを自らのSNSに投稿するユーザー)を増やしていきましょう。
共創層のユーザーを増やすためには、UGCを自社のアカウントで紹介するのがおすすめです。「わたしの投稿も紹介してほしい!」と思う行動層のユーザーを中心に、共創層のユーザーがどんどん増えることが期待できます。
また、UGCを投稿したユーザーには「アカウントを一緒に作り上げている」という気持ちが芽生える傾向があります。自分ごとになるとよりファン化しやすくなるため、共創層のユーザーから深いファンへと成長させやすくなるでしょう。
Instagram(インスタグラム)でファンを獲得するためのポイント
インスタでファンを獲得するには、以下のポイントを押さえることも重要です。
ターゲットを明確にする
第一に、ターゲットを明確にする必要があります。「誰に向けて投稿を作成するのか」を明確にすれば、「そのターゲットはどのような情報を求めているのか」「そのターゲットはどのようなデザインのコンテンツを好むか」などを分析しやすくなり、よりターゲットに沿ったインスタ運用が行えるようになります。その結果、ファンを獲得しやすくなるでしょう。
投稿する時間帯や頻度を決める
ターゲットが決まったら、その人物像にあわせて投稿する時間帯や頻度を決めることも重要です。ターゲットがインスタを利用しているタイミングを狙って投稿をシェアすることで、インプレッションの増加が期待できます。これにより、いいね!やコメントなどのエンゲージメントが促され、アルゴリズムからも評価されやすくなるため、同じ興味を持つ新しいフォロワーを呼び込みやすくなります。
なお、インスタの投稿時間・投稿頻度については以下の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
Instagram(インスタグラム)の最適な投稿時間とは?おすすめの時間帯と調べ方
Instagram(インスタグラム)のベストな投稿頻度は?フォロワーを分析して導き出そう
UGCを活用する
UGC(ユーザーが生成したコンテンツ)を自社のアカウントで紹介した場合、商品やサービスの実用性やユーザーの感想を伝えることができます。くわえて「自分の投稿もシェアしてほしい」というユーザーの動機付けにもつながるため、UGCの拡大も期待できるでしょう。これにより、商品やサービスをより身近に感じてもらいやすくなるため、ファンを獲得しやすくなるといえます。
こまめにコミュニケーションを取る
ユーザーとこまめにコミュニケーションを取ることも、ファンを獲得するために重要なポイントです。たとえば、商品に関する質問が届いたら詳細に答えたり、感想や提案が届いたらすぐに感謝を伝えたりすることで、ユーザーに好印象を与えることができファンになってもらいやすくなります。
投稿を分析する
インスタでファンを獲得するためには、投稿を分析することも欠かせません。どの投稿がインプレッション数が高く、エンゲージメントが多いのかを確認・把握することで、これまで以上にターゲットのニーズに沿った投稿ができるようになるため、ファンを獲得しやすくなるでしょう。
ファンを離さないために活用したい!新機能「一斉配信チャンネル」
インスタを通して獲得したファンを離さないためには、ファンとこまめにコミュニケーションを取ることが大切です。一方的に情報を発信するのではなくファンの声に耳を傾けることで、信頼関係が構築され、より強い絆で結ばれます。
ファンとコミュニケーションを取る上でおすすめなのが、インスタの新機能「一斉配信チャンネル」です。2023年6月16日(金)から日本でも使えるようになったこの機能を使えば、リアルタイムでファンと直接つながり交流することができます! ファンに質問を投げかけることもできるため、たとえば「どういう投稿が見たいですか?」「どういう商品がほしいですか?」などと直接聞くことも可能です。
ファンとコミュニケーションを取ることは、そのファンを離さないためだけでなく、インスタ運用を軌道に乗せる上でも重要です。そのため、新機能を上手に活用しながらこまめにコミュニケーションを取るようにしましょう。
Instagram(インスタグラム)でファンを獲得する際の注意点
インスタでファンを獲得する際は、以下のポイントに注意しましょう。
フォロワーの獲得に重きを置きすぎない
フォロワーが増えたからといって、ファンも増えたことにはなりません。そのため、ファンを増やしたいからといってフォロワーの獲得に重きを置きすぎるのはNGです。
ある程度のフォロワーがいる場合は、ターゲットのニーズに応えるコンテンツを投稿しながらこまめにコミュニケーションを取ることが、さらなるファンの獲得への近道なので、状況に応じた施策を取り入れていきましょう。
ハッシュタグをむやみにつけない
ハッシュタグは、フォロワー以外のユーザーにも投稿を見てもらうための重要なツールです。しかし、だからといってむやみにつけるのは望ましくありません。仮にターゲットと関連性の低いハッシュタグをつけてしまった場合、かえって投稿を見てもらえなくなり、ファンを獲得しづらくなります。
そのため、ハッシュタグをむやみにつけず、ターゲットと関連性の高いハッシュタグを選択するようにしましょう。
Instagram(インスタグラム)でファンを増やそう
企業にとってファンの存在は、認知を広げたり売上を高めたりする上でとても重要です。そのため、Instagram(インスタグラム)の運用でも、ファンの獲得を目指すとよいでしょう。
インスタを通してファンを獲得するには、認知層→関心層→行動層→共創層と順にユーザーを成長させる必要があります。今回ご紹介したポイントを参考にインスタを運用して、ファンを着実に増やしていきましょう!
なお、ファンを増やすには、ファンが求めるコンテンツを投稿することが欠かせません。ファンがどのような投稿を好んでいるかは、エンゲージメントを通して確認できます。
このとき、インスタ専門運用システム「Slooooth」を使えば、エンゲージメントを自ら検証することなく簡単に確認できます。また、過去のデータを保有し続けるので、アカウント・投稿の状況を去年のデータと比較しながら分析することも可能です。この機会に、ぜひ活用してみてください!