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Instagram(インスタグラム)運用においてエンゲージメント率を高めるには、ユーザーのニーズにマッチした「役立つコンテンツ」の投稿が必要不可欠です!
そこで今回は、Instagram(以下 インスタ)の投稿内容が決まらない原因をはじめ、インスタで求められているコンテンツとはどのようなものなのか、ニーズに応えるコンテンツの作り方などを解説していきます。インスタ運用担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
何を投稿すればいいの?Instagram(インスタグラム)の投稿内容が決まらない原因は?
「インスタに何を投稿すればいいのかわからない」とお悩みの場合、その原因はアカウントのコンセプトとターゲットが明確になっていないことだと考えられます。
アカウントのコンセプトが不明瞭
アカウントのコンセプトが定まっていない場合、投稿内容に悩んでしまうと同時に、企業やブランドのイメージにそぐわない投稿をしてしまう可能性があります。そうなると更新頻度が落ちる上に、投稿を見たユーザーのブランドイメージが崩れてブランディングに悪影響を及ぼしかねません!
こうした事態を避けるためにも、インスタを運用するにあたってはまずアカウントのコンセプトを明確にすることが大切です。そうすれば、コンセプトに合った投稿内容を考えやすくなるため、スムーズな投稿ができるほか、ユーザーが抱く自社へのイメージを裏切ることもないでしょう。
アカウントのターゲットが不明瞭
アカウントのターゲットが不明瞭だと、自社に興味を持ってくれているユーザーがどのようなことに興味を持っていて、何が好きなのかリサーチできません。その結果、どのような投稿内容だといいね!やコメントを得られるのか判断できなくなってしまいます。最悪の場合、ユーザーが求めているような投稿ができず、フォロワーが離れてしまうこともあるでしょう。
こうした事態を避けるためにも、インスタを運用する際はコンセプトと一緒にターゲットも明確にすることが大切です。ターゲットが定まれば上述したリサーチができるようになるため、自然と投稿内容も考えやすくなります。
Instagram(インスタグラム)で求められているのは「役立つ投稿・コンテンツ」
日本でインスタが普及し始めたころは、主に「映える投稿・コンテンツ」が求められていました。しかし、現在は「役立つ投稿・コンテンツ」が求められるようになっています。
現に、フォローしているユーザーの近況チェックや暇つぶしのためだけでなく、トレンドを知るため・趣味のため・商品やイベントの情報を知るためにインスタを使っている人は多いのが現状です。
その理由は、「GoogleやYahoo!をはじめとする検索エンジンで調べるよりも、インスタのハッシュタグ検索をしたほうが素早く求めている情報を得られる」という認識が広がり、インスタのメディアとしての在り方が変わってきているからです。
この背景から、今はユーザーのニーズに合っている「役立つ投稿・コンテンツ」が求められるようになっているといえます。
ユーザーのニーズを知るにはどうすればよい?具体的な4つの方法
では、ユーザーのニーズはどのように把握すればよいのでしょうか? 以下で具体的な方法を4つご紹介します。
アンケートを実施する
まず、おすすめしたいのが「アンケートの実施」です。仮説を設定した後、ユーザーに対して質問したり選択肢を選んでもらったりすることで、その仮説が正しいかどうかを判断できます。つまり、自社が想像している「ユーザーのニーズ」が合っているかを確認できるのです!
インスタアンケートを実施する場合は、ストーリーズを活用するのがおすすめです。
ストーリーズには、質問やクイズ、アンケートなど、さまざまなスタンプが用意されています。これらを活用すれば、誰でも簡単にアンケートを取ることが可能です。
たとえば、まさにアンケートを実施する上でぴったりな「アンケートスタンプ」を使えば、質問に対してユーザーに指定の回答で答えてもらうことができます。
仮に、コスメブランドのインスタでアンケートスタンプを使う場合は、質問内容を「マスカラとアイライナー、どっちの使い方が知りたい?」などにするとよいでしょう。そうすることで、ユーザーが今マスカラとアイライナーのどちらに興味を持っているのか、比較的容易に確認できるため、ニーズを把握しやすくなります!
ユーザーにインタビューをする
アンケートだけだとニーズを深く把握できない場合は、ユーザーにインタビューするのも一案です。
たとえば、フォーカスグループインタビューをしてみるのはどうでしょうか?
フォーカスグループインタビューとは、異なる属性のユーザーを集めて行う座談会形式のインタビューのことです。特定のテーマについて話をする中で、モデレーター(インタビュアー)が参加者に商品やサービスに対する意見をヒアリングします。これにより、ユーザーの商品やサービスに対する評価を知ることができるほか、潜在的なニーズも把握することができるのです!
アンケートだけではわからない、ユーザーのリアルな声が聞けるため、より深くニーズを知ることができるでしょう。
なお、フォーカスグループインタビューについては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください!
フォーカスグループインタビューとは?消費者のニーズを理解して効果的なSNS運用を実現しよう
コンテンツでABテストを行う
ABテストとは、一部の要素を変更した「A」と「B」2つのパターンを用意し、それぞれに対するユーザーの反応を比較する手法のことです。これをフィード投稿やストーリーズ、リールなどで実際に試すことで、ユーザーに好かれる(求められる)コンテンツがどのようなものなのか、比較的容易に確認することができます。
ABテストでは、「A」と「B」2つのパターンの分析を同時に行うことができます。これにより「検証時期が異なることで外的要因による影響も変わり、正確なデータを取れなかった」という心配がなくなるため、効率よくユーザーのニーズを把握することが可能です。
ユーザーの行動を観察する
「ユーザーはどのような投稿にいいね!・コメントをしているのか」「どのような投稿を保存しているのか」など、ユーザーの行動を観察するのもおすすめの方法です。ユーザーがリアクションする投稿には共通点がある場合が多いため、そこからニーズを読み取れる場合があります。
ユーザーの行動を観察するにあたってポイントとなるのは、「自社アカウントのターゲット像にマッチしたユーザーを選ぶこと」です! ターゲットユーザーのニーズを読み取ることができれば、ターゲットが求めているコンテンツを投稿できるようになるため、自社アカウントのエンゲージメント向上が期待できるでしょう。
ユーザーニーズに沿ったネタ探しも重要!おすすめの探し方
ユーザーのニーズを把握できても、そのニーズに沿った投稿ができなければ本末転倒です。
そこで以下では、ユーザーニーズに沿ったネタ探しの方法をご紹介! せっかく把握したニーズを無駄にしないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
競合他社の投稿をリサーチする
まず挙げられるのは、競合他社の投稿をリサーチする方法です。同じようなコンセプト・ターゲットでインスタを運用しているアカウントに注目し、どのような投稿をしているのか確認することで、自社では思いつかなかったユーザーニーズに沿ったネタに出会えることがあります。
とはいえ、もちろん100%同じ投稿をするのは望ましくありません。入手したネタに自社のオリジナリティを加えて投稿するようにしましょう!
お悩み投稿サイトをチェックする
ターゲットがどのような悩みを抱えているのか知るため、お悩み投稿サイトをチェックするのもおすすめです。リアルな声に目を通すことで、思わぬネタが見つかる可能性があります。
ターゲットの悩みに寄り添うような投稿に仕上げれば、いいね!やコメントなどのエンゲージメントを得やすくなる可能性もあるため、その点でも有効といえるでしょう。
Googleサジェストを確認する
Googleサジェストとは、ユーザーが検索窓にキーワードを入力した際に表示される候補キーワードのことです。この候補キーワードには、ユーザーの検索意図、つまりユーザーニーズが強く現れるため、インスタのネタにもぴったり! ユーザーのニーズに応える投稿がしやすくなるため、フォロワーとの関係性をより深められるでしょう。
Instagram(インスタグラム)に何を投稿する?具体例をご紹介
インスタに何を投稿すればよいか悩んだ際は、ユーザーのニーズを考慮した上で、具体的に以下のようなコンテンツを投稿するのがおすすめです。
商品紹介
ユーザーのニーズを分析した結果、ユーザーが自社のアカウントに対し「商品についての情報をもっと発信してほしい」と感じているとわかった場合は、商品紹介に関するコンテンツを投稿するとよいでしょう。ユーザーのニーズに応えることで、売上アップが期待できるほか、ブランドの宣伝にも効果を発揮します。
一点注意しなければならないのは、広告感が強めの投稿にしないことです。商品の魅力をただアピールするのではなく、便利な使い方やお客さまの口コミを共有するなどして、ユーザーが自分自身が商品を使う姿を思い描けるような内容にしましょう。
舞台裏
「この商品やサービスはどのようにできたのか」といった舞台裏の様子をユーザーが求めているのであれば、それも積極的に投稿するとよいでしょう。企業・ブランドに透明性が生まれ、ユーザーとのつながりをより強化しやすくなります。
舞台裏を見せる際は、機密事項までオープンになっていないか、しっかり確認することが重要です! 線引きをしっかり行った上で投稿するようにしましょう。
ユーザー生成コンテンツ
ユーザーが自社の商品に対し、「ほかの人はどういう感想なのか」「どういうふうに使っているのか」などの疑問を持っていることもあります。もし、そのような傾向が見られる場合は、ユーザー生成コンテンツを投稿するとよいでしょう。
ユーザー生成コンテンツは説得力がある上に、多くのユーザーが好んで見る情報です。そのため、積極的に投稿することで「ユーザーのニーズに応えている企業・ブランド」というイメージを持たれやすくなり、自社にとってよい影響が出やすくなるでしょう。
キャンペーン
好きな企業やブランドに対し「情報通でありたい」と願うユーザーは少なくありません。そのようなユーザーのニーズに応えるには、キャンペーンの投稿を増やすとよいでしょう。キャンペーンはユーザーが参加・シェアしやすいコンテンツなので、「自分は知っている」「参加できている」といううれしさを高めることができます。
季節感のある投稿
クリスマスやバレンタインなどのイベントには、プレゼントがつきものです。自社の商品をプレゼントとして検討しているユーザーがいるかもしれないので、積極的に季節感を意識した投稿を発信しましょう。
ものに限らず、たとえば旅行会社なら「夏におすすめの旅行先 – 国内編(海外編)」といった投稿をすることもできます。自社の商材に合った季節感のある投稿を行い、ユーザーの興味・関心を惹きましょう。
何を投稿するか迷ったら「ユーザーのニーズに応えられる投稿内容のコンテンツ」にしよう
Instagram(インスタグラム)運用において、投稿を広くリーチしたり、エンゲージメント率を高めたりするには、ユーザーのニーズに応えられるコンテンツの投稿が必要不可欠です!
これを実現するには、まずユーザーのニーズを知る必要があるため、今回ご紹介した4つの方法でぜひ調査してみてくださいね。
なお、自社の投稿がユーザーのニーズにマッチしているかを確認する際は、インスタ専門運用システムを利用するのがおすすめです。
インスタ専門運用システム「Slooooth」なら、アカウントやフィード投稿はもちろん、ストーリーズのデータも簡単に確認することができます。そのため、たとえば調査で把握したユーザーのニーズをもとにインスタ運用を見直した場合に、その成果が現れているかを一目で確認できます!
効率的にインスタ運用の最適化を図ることができるので、Sloooothの導入もぜひ検討してみてください。