
目次
「Threads(スレッズ)はマーケティングにも活用できる?」と疑問を抱いたことがある、企業のSNS運用担当の方もいるのではないでしょうか?
今回は、Threadsとマーケティングの相性から、マーケティングにThreadsを活用する際の取り組み方、効果が弱いときの対処法、注意点までご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
気になる疑問!Threads(スレッズ)とマーケティングの相性ってどうなの?
マーケティングにおいて大切なことは、商品やサービスを魅力的に見せること、そしてそれを見た消費者が簡単に購入できる導線を整えることです。
Threadsは、上にキャプション、下に画像や動画が表示される仕様です。どちらかというと文章が目に入りやすいスタイルになっているため、言葉で商品やサービスの魅力を伝えられます。
また、ほかのSNSの場合、投稿から直接ワンクリックで商品の購入やサービスの利用につなげるには複雑な設定が必要だったり、そもそもそのような設定がなかったりします。しかし、Threadsならキャプションに直接リンクを貼れるため、ユーザーを適切なページへとスムーズに誘導できます。
これらの点から、Threadsはマーケティングと相性のよいSNSといえるでしょう。
マーケティングに活用する前に要チェック!Threads(スレッズ)の特徴
そもそもThreadsは、Meta社のInstagram(インスタグラム)チームによって開発されたテキスト共有アプリです。日本では2023年7月6日にサービスがスタートしました。
テキスト共有アプリという点からX(旧Twitter)と類似している点もありますが、もちろん相違点もあります。

X Premiumは月額有料制サブスクリプションサービスなので、無料同士で比較するとなると、Threadsのほうが使い勝手はよいといえるでしょう。
なお、Threadsの基本情報については以下の記事で詳しくご紹介しています。こちらもぜひあわせてご覧ください。
Threads(スレッズ)の基本情報から登録方法・特徴・使い方まで!企業こそ利用すべきなのか?
Threads(スレッズ)をマーケティングに活用する際の主な方法

Threadsをマーケティングに活用する際は、以下のような使い方をするのが有効です。
ユーザーとコミュニケーションを取る
Instagram(以下 インスタ)とは異なり、画像や動画がなくても投稿できるのがThreadsの特徴です。企業として気軽に情報発信ができる分、ユーザーも気軽に交流してくれる傾向があるため、コミュニケーションを深めやすいでしょう。
ユーザーとコミュニケーションを取ることは、企業の認知度や好感度の向上につながるため、マーケティングとしても有効です。
ECサイトへの導線を引く
Threadsのキャプションにはリンクを追加することができます。とくにBtoCの商品・サービスの場合は、ユーザーが興味を持った瞬間にすぐ購入できる導線を作っておくと、売上アップにつながる可能性が高まります。そのため、ECサイトや公式サイトへの導線を引けることは、マーケティングにおいて非常に有効といえるでしょう。
限定情報を届ける
インスタやX(旧Twitter)など、そのほかのSNSも運用している場合は、それらとあわせてThreadsもフォローしてもらう工夫が必要です。たとえば、Threads限定の情報を発信するのが一案です。Threadsならではのコンテンツを届けることでフォローしてもらえる可能性が高まり、マーケティングに活用する意義がより深まります。
限定クーポンを発信する
限定情報と同じ仕組みで、限定クーポンを発信するのもおすすめです。クーポン関連のThreadsの投稿をインスタのストーリーズなどで共有すれば、インスタのフォロワーがThreadsでもフォローしてくれる可能性があります。
Threads(スレッズ)マーケティングの効果が弱い!どう改善すればよい?
Threadsでマーケティングに取り組んでみたものの、思うような効果につながらないこともあるかもしれません。その場合は、以下の改善方法に取り組んでみてください。
Instagram(インスタグラム)のフォロワーを増やす
Threadsはインスタと連携したSNSであり、インスタのアカウントを持っているユーザーしか利用できません。これは言い換えれば、インスタのフォロワーはThreadsに移行しやすいということです。そのため、インスタ上でフォロワーを増やすのはもちろん、フォロワーとの関係性を強化して、Threadsでもフォローしてもらえるような体制を整えましょう。
Threadsのプロフィールを見直す
プロフィールは「どのようなアカウントなのか」をユーザーに伝えるとともに、ユーザーの自社に対する第一印象を決定づける重要な要素です。
プロフィールが整っていないとユーザーの興味・関心を引けず、フォローしてもらえません。フォロワーがいなければマーケティングに取り組んでも効果は期待できないため、「何を提供するアカウントか」がわかり、ターゲットユーザーの興味・関心を引くようなプロフィールに整えることが重要です。
計画的に投稿する
投稿頻度が少ないと、ユーザーに「ただアカウントがあるだけ」と判断されかねず、フォローしてもらえない可能性があります。また、すでにフォロワーが一定数いても「なかなか投稿されない」と離れるユーザーが増えることが考えられます。
Threadsでマーケティングを成功させるには、フォロワーを定着させることが重要です。そのため、週に3回以上は投稿し、ユーザーが飽きないよう内容をこまめに変えるようにしましょう。
ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる
ユーザーとコメントでコミュニケーションをとっているアカウントは、Threadsから高評価を得られる傾向にあります。また、コミュニケーションをとったユーザーの自社に対するイメージアップにもつながり、一石二鳥です。そのため、ユーザーからコメントをもらったら必ず返信し、コミュニケーションを通して関係性を深めましょう。
Threadsのトレンドを意識した投稿をする
Threadsマーケティングの効果を高めるには、トレンドを意識した投稿をすることも重要です。話題性のあるテーマを取り上げることで、今はまだ自社に関心のないユーザーにも投稿を見てもらえる可能性があり、内容次第ではフォローしてもらえる場合もあります。
トレンドを意識した投稿をする際は、自社の商品やサービスを関連づけるのがポイントです。ただ便乗するのではなく、このアカウントならではの情報(価値)を発信することで、オリジナリティあふれる価値のある投稿となり、多くのユーザーの興味・関心を引きやすくなります。
Threads(スレッズ)をマーケティングに活用する際に気をつけたいこと

Threadsをマーケティングに活用する際は、以下の注意点も踏まえておくことが重要です。
機能がまだ充実していない
Threadsは、日本でサービスを開始して1年経ったばかりの新しいSNSです(2024年9月時点)。そのため、機能面においてはほかのSNSよりも充実していない傾向があります。
もちろん、アップデートや新機能追加の情報はこまめに出ますが、欲しい機能がすぐに登場するとは限らないため、その点は理解しておく必要があるでしょう。
ユーザーが定着していない
Threadsの月間利用者数は1億7,500万人を突破していますが、実際にThreadsを定期的に利用しているアクティブユーザーの数はまだ少なめといわれています。フォロワーが多くても実際に投稿を見るユーザーは少ないかもしれないので、その点も理解しておくことが重要です。
とはいえ、フォロワーを増やさないことには投稿も見てもらえないので、フォロワーを増やすための施策には積極的に取り組むことをおすすめします。
Threads(スレッズ)をマーケティングに活用してみよう
Threads(スレッズ)は、大きな可能性を秘めたSNSです。現時点でもマーケティングに活用できますが、今後さらに使い勝手がよくなったりアクティブユーザーが増えたりすれば、よりマーケティングに効果的なプラットフォームとなるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、今のうちからThreads上でマーケティング体制を整えておくのもよいかもしれませんね。