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SNSはブランドの知名度向上や顧客エンゲージメントの強化に欠かせないツールですが、運用するにあたってネタ切れになることも珍しくありません。
ネタ切れは多くの運用担当の方にとって大きな課題です。SNS運用の効果を最大化するには、継続的な更新が不可欠なため、一刻も早く解決することが求められます。
そこで今回は、SNS運用のなかでもInstagram(インスタグラム)にフォーカスし、ネタ切れする原因とともに、ネタ切れを解決する方法・アイデアをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Instagram(インスタグラム)運用でネタ切れする原因は?
そもそも、なぜInstagram(以下 インスタ)をはじめとするSNS運用でネタ切れが起こるのでしょうか?
考えられる原因としてまず挙げられるのは「自分が知っている情報のみでコンテンツを作成している」という点です。世の中にはさまざまな情報があふれており、自分が知っている情報がすべてではありません。にもかかわらず、自分のなかだけで投稿のネタを考えている運用担当者は多く、この場合早々にネタが尽きてしまいます。
また「無計画でSNS運用を行っている」という点も、ネタ切れにつながる原因のひとつです。投稿するタイミングで都度ネタを考えていると、情報をうまく精査できず、何を発信するのが適切なのか判断しづらくなり、ネタ切れにつながってしまいます。
これらの点から、ネタ切れを解決する、そして防ぐには、「広い視野で情報を捉え活用すること」「計画的に投稿すること」が重要といえます。また、以下でご紹介する「ネタ切れを解決する方法」も押さえておくと、よりスムーズにコンテンツを制作できるようになります。
ネタ切れを解決する方法①:基本戦略の構築
インスタ運用におけるネタ切れを解決するには、まず運用の基本戦略を構築する、または見直す必要があります。
目的とターゲットの明確化
ネタ切れになる背景としてよくあるのは、「何を投稿すればよいのかわからない」というケース。この原因は、主にインスタ運用のターゲットを明確にしていないことです。
そのため、ネタ切れを解決するには、まずインスタ運用の目的とターゲットを明確化することが重要です。「誰に向けてどういう理由でインスタを運用しているのか」をはっきりさせることで、投稿すべき内容が明確になり、ネタ切れになりづらくなります。
コンテンツカレンダーの活用
インスタ運用の目的とターゲットを明確化するのとあわせて、コンテンツカレンダーも作成しておくとよいでしょう。
コンテンツカレンダーとは、SNS運用において「いつ何時に何を投稿するか」を管理するツールのことです。これを作成することで、投稿内容の重複や漏れを見つけやすくなるほか、クリスマスやバレンタインなどのイベントに合わせた投稿を考えやすくなります。計画的に投稿内容を考えられるようになるため、ネタ切れを解決しやすくなるでしょう。
ネタ切れを解決する方法②:情報収集と整理
情報収集と整理を心がけることも、インスタ運用におけるネタ切れを解決する上で重要です。
トレンドとニュースの追跡
業界の最新情報や競合の動向をチェックすることが、ネタの発見につながることがあります。そのため、こまめに情報収集を行い、自社のインスタに合ったトピックがあるかどうかを調査しましょう。
フォロワーの声を活用
インスタ運用においてネタ切れに直面したら、フォロワーの声に耳を傾けるのも有効です。フォロワーからいただいたコメントやDM、このほかストーリーズに投稿したアンケート・質問で得た回答などをチェックすることで、フォロワー・ユーザーがどのような情報に興味を持っているのか把握することができます。これにより、フォロワーが求めるコンテンツを提供できるようになり、ひいてはネタ切れの解消が期待できるでしょう。
ネタ切れを解決する方法③:日常からのネタ探し

日常の何気ない出来事がインスタ運用のネタになることもあります。
たとえば、企業の人間味を伝える写真を投稿したり社員インタビューを掲載したりすることは、自社の親しみやすさの演出につながります。そのため、インスタの投稿ネタとして有効といえるでしょう。
また、自社の商品がどのように作られているのか、サービスはどのようにして生まれたのかなど、業務風景や自社ならではのストーリーの共有もインスタの投稿として有効です。
このように、日常にインスタのネタが隠れていることもあるので、ネタ切れに悩んだときは日常に目を向けてみるのもよいでしょう。
ネタ切れを解決する方法④:季節やイベント
季節やイベントは、インスタの投稿につながる貴重なネタのひとつです。
たとえば、クリスマスやお正月、バレンタインデーなどの季節のイベントは商品紹介につなげやすく、「クリスマスにおすすめのカトラリー◯選」「バレンタインにトレンドのチョコレートを贈りませんか?」といったコンテンツを制作できます。
このほか入学式や卒業式、遠足、運動会などの学校行事も有効で、とくに子どもやファミリーをターゲットとしている企業は、これらの行事から投稿のネタを考えることが可能です。商品紹介につなげられないとしても「入学・卒業メッセージ」や「熱中症対策」など、ターゲットにとって役立つ内容のコンテンツなら、エンゲージメントにつながりやすくなるでしょう。
ネタ切れを解決する方法⑤:他社アカウントからのインスピレーション
ネタ切れに直面したら、他社アカウントを参考にするのもおすすめです。
たとえば、競合の成功事例を参考することは、新しいアイデアの発見につながる有効な方法です。具体的には、エンゲージメントが高い投稿や人気のキャンペーンなどを自社向けにカスタマイズすることで、自社のインスタにおいても高いエンゲージメントが期待できるようになります。
ネタ切れを解決する方法⑥:シリーズコンテンツの作成
ネタ切れを解決する方法として、シリーズコンテンツを作成するのも有効です。
シリーズコンテンツとは、同一のテーマやストーリーに関する続きもののコンテンツのことです。シリーズ構成なのでしばらくはネタ切れに困ることがないうえに、フォロワーの関心を持続させる効果も期待できます。
また、シリーズコンテンツを投稿することでブランドイメージを確立することも可能です。フォロワーのファン化が期待でき、インスタ運用の効果を最大化しやすくなるでしょう。
ネタ切れを解決する方法⑦:ユーザー参加型コンテンツ
ネタ切れに困ったときは、ユーザー参加型コンテンツを取り入れるのもおすすめです。フォロワーが自発的に参加する仕組みなので、仮にリソース不足でも手間なくブランドの認知を拡大することができます。また、フォロワーとのつながりを強化することもできるため、フォロワー離れも防止できるでしょう。
ユーザー参加型コンテンツには、たとえば「ハッシュタグキャンペーン」が挙げられます。これは、特定のハッシュタグをつけた投稿を募るキャンペーンであり、内容によっては抽選で一部の投稿者にプレゼントが贈られます。高い拡散性が期待できるため、最終的にはフォロワーやエンゲージメントの増加につながるでしょう。
ネタ切れを解決する方法⑧:ユーザーのリアクション
ネタ切れに困ったときは、ユーザーのリアクションからヒントを得るのもおすすめです。たとえば、フィード投稿やストーリーズに対しコメントをもらった場合は、その内容からコンテンツを制作できないか考えてみるとよいでしょう。コメントにはユーザーの現状(悩みやあるあるなど)が含まれていることもあるため、深く読み取ることで、コンテンツのネタが見つかる可能性があります。
また、どうしてもネタが思いつかないときは、ストーリーズの質問機能やライブ配信を活用して、直接ユーザーに「どのようなコンテンツを求めているか」をヒアリングするのもよいでしょう。ネタ切れの解消につながるだけでなく、「わたしの悩みをコンテンツで解決してくれた!」というユーザーの満足度向上にも貢献できるため、フォロワーからファンへの昇格も期待できます。
ネタ切れを解決する方法⑨:過去コンテンツの再利用
ネタ切れに悩んだら、過去コンテンツを再利用するのもおすすめです。とくに、エンゲージメントが高い投稿は再利用することで再び注目を集める可能性があります。そのため、すでに投稿したコンテンツのエンゲージメントを調査し、好評だったコンテンツがあれば積極的に再利用しましょう。
なお、過去コンテンツを再利用する際は、内容や情報をアップデートするなどして、多少なりともリメイクすることが重要です。
計画的な運用と多角的なアプローチでネタ切れを解決しよう
Instagram(インスタグラム)運用におけるネタ切れを解決するには、計画的な運用と多角的なアプローチが必要です。今回ご紹介したポイントを参考にしながらターゲットに合ったコンテンツを継続的に提供し、エンゲージメントを高める工夫を怠らないようにしましょう。

なお、SNSのなかでもInstagram(インスタグラム)の運用を行っている場合は、インスタ専門運用システム「Slooooth」で効果検証を行うのがおすすめです。
Sloooothを使えば、各投稿のエンゲージメント率はもちろん、いいね!やコメント、インプレッションなどを一目で確認できます。また、過去のデータを保有し続けるので去年のデータと比較しながら分析することも可能です! ぜひこの機会にお試しください。