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Instagram(インスタグラム)は、現代のビジネスにおいて重要なプラットフォームのひとつです。自社の認知を広げ、多くの人に興味を持ってもらうきっかけを作ることができます。
しかし、そのためにはただ投稿するだけでなく、データに基づいたアプローチが欠かせません! そこで役立つのが「Googleアナリティクス(GA4)」です。
今回は、Instagram(以下 インスタ)運用におけるGoogleアナリティクスの活用方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
まずは対象のWebサイトとGoogleアナリティクス(GA4)の連携から
はじめに、対象のWebサイトとGoogleアナリティクスを連携させる必要があります。
ここでいう対象のWebサイトとは、インスタのプロフィールに設定したいと考えているWebサイトのこと。オウンドメディアやECサイトがその一例です。
対象のWebサイトとGoogleアナリティクスの連携手順は以下のとおり。まだ済んでいない場合は、ここから始めましょう。
1.Googleアナリティクス アカウントを登録し、プロパティIDを取得する
2.GoogleアナリティクスのプロパティIDをサイトに追加する
2-1.新しいGoogleサイトを開く
2-2.右上にある「点が縦に3つ並んだアイコン」をクリックし「設定」を選択する
2-3.「アナリティクス」をクリックし、プロパティIDを入力する
3.Googleアナリティクスを開いてデータを確認する
参照:サイトで Google アナリティクスを使用する|Googleヘルプ
Instagram(インスタグラム)運用のヒントに!Googleアナリティクス(GA4)の活用方法
ここから、インスタ運用におけるGoogleアナリティクスの活用方法を3つご紹介します。
【準備】URLパラメーターの生成
まず、「自社のインスタアカウントからの流入やコンバージョンがどれほどあったか」を正確に確認できるよう、URLパラメーターの生成を行いましょう。
URLパラメーターとは、特定のデータを収集するためURLの末尾に付け足す変数のことです。Googleアナリティクスにおいては「訪問者の流入元や流入経路を確認するための変数」を指します。
URLパラメーターの生成は「Campaign URL Builder」で行えます。まず、①〜④に以下の項目を記入しましょう。
①website URL:対象のWebサイトのURL
②campaign source:instagram
③campaign medium:インスタのID(@test123)
④campaign name:summer_sales など
④に関しては、とくにキャンペーンを行っていない場合は空欄でOKです。
記入が完了したら、画面下の「Share the generated campaign URL」に表示されているURLパラメーターをコピーして、インスタのプロフィールに設定しましょう。
1.トラフィックの分析
Googleアナリティクスを使用することで、インスタからのトラフィックを分析できます。
まず、画面左にあるメニューの「レポート」をクリックします。
画面左にある「集客」の中から「ユーザー獲得」をクリックします。
画面をスクロールすると出てくる「最初のユーザーのメインのチャネル…」をクリックし「ユーザーの最初の参照元 / メディア」を選択します。そうすると、GoogleやYahoo!、instagramなど、流入の起点が表示されます。
ただ、これだけでは「自社のインスタアカウントから流入があったかどうか」まではわかりません。そこで以下の手順に進みます。
画面中央の検索ボックスに、URLパラメーターを生成する際に設定した「③campaign medium:インスタのID(@test123)」を入力します(入力するのはインスタIDだけ)。
そうすると自社のインスタアカウントを流入の起点としたデータだけが表示されるため、「新規ユーザー数」で流入数を確認できます。
流入数が多ければ運用を最適化できていると判断できますが、もし少なければユーザーをサイトに誘導できていないということになるので、インスタの運用方法の見直したほうがよいでしょう。
3.コンバージョンの分析
Googleアナリティクスを使用することで、自社のインスタアカウントから流入したユーザーによるコンバージョンを分析することも可能です。
まずは、先ほどご紹介した手順で、自社のインスタアカウントからの流入を起点としたデータを表示させます。上記のような画面になっていればOKです。
流入数は「新規ユーザー数」で確認しますが、コンバージョンについては「キーイベント」を確認します。こちらの数が多ければ多いほど、自社のインスタアカウントから流入したユーザーが多くコンバージョンしていると判断できます。
たとえば、「オウンドメディアをはじめとするWebサイトのコンバージョンを高めること」をインスタ運用の目的としている場合、Googleアナリティクスのこのデータは重要な指標となります。
もしキーイベントの値が少なければコンバージョンにつながっていないと判断できるため、別の誘導方法を考えるなど工夫が必要です。
Googleアナリティクス(GA4)を活用してInstagram(インスタグラム)運用を最適化
Instagram(インスタグラム)はビジネスにとって重要なマーケティングチャネルであり、その運営を効果的に行うためにはデータに基づいたアプローチが欠かせません。
Googleアナリティクスを活用することで、自社のインスタアカウントからのトラフィックやコンバージョンを詳細に分析し、ビジネスの成果につなげることができます。今回ご紹介した活用方法を参考に、ぜひインスタ運営を最適化してみてください。
なお、Googleアナリティクスとあわせてインスタ専門運用システム「Slooooth」を利用するのもおすすめです。Sloooothを使えば、プロフィールの閲覧数を含む、日ごとのアカウントデータ(フォロワー数・フォロワー成長率・投稿ごとのパフォーマンス など)をまとめて確認できます。また、指定期間と比較することもできるため、効果測定を楽に行えますよ。ぜひ利用をご検討ください!