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Meta社(旧Facebook)が開発したAIアシスタント「Meta AI」がInstagram(インスタグラム)に搭載され、SNS体験に新たな可能性をもたらしています。
そこで今回は、米国などで先行提供されているMeta AIの概要や使い方、主な機能についてご紹介します。
Meta AIとは?使い方は?
Meta AIは、Meta社によって開発された最先端のAIアシスタントです。Instagram(以下 インスタ)アプリのほか、Messenger、Facebook、WhatsAppなどに搭載されており、日常の投稿や検索、会話のなかでAIの支援を受けることができます。
なお、2025年5月現在、日本ではまだMeta AIを使うことはできません。
Meta AIの使い方 – Instagram(インスタグラム)編
インスタでのMeta AIの使い方はとても簡単です。
1.インスタのアプリを最新版に更新する
2.検索機能で「Meta AI」を探す
3.または、チャット画面で「@Meta AI」と入力して呼び出す
日本でも同様の使い方である可能性が高いため、先に覚えておくとよいかもしれません。
2025年5月現在|Meta AIの主な機能
2025年5月現在のMeta AIの主な機能は以下のとおりです。
1.音声機能
DMでMeta AIに話しかけると応答してくれます。質問に対して回答してくれたり、疑問点や不明点についてわかりやすく解説してもらったりと、さまざまなシーンで役立てることが可能です。
2.画像生成機能
Meta AIにより、画像を生成することが可能です。活用シーンとしては、たとえば新商品のデザインに悩んでいるときが挙げられます。Meta AIにイメージしているデザインを共有することで、その情報をもとに作成された画像が生成されます。パターン別にいくつか生成してもらえば、視覚的に比較でき、どの方向性がよいか検討しやすくなります。
画像生成機能の使い方
1.チャットに「/imagine」と入力する
2.どのような画像を生成したいのか、具体的な説明を書いて送信する
この2ステップだけで、Meta AIが事前に共有された説明に基づいて画像を生成します。
3.画像編集機能
画像をどう編集しようか迷っているときに、Meta AIを活用することも可能です。
チャットでMeta AIに画像を共有し、その画像に追加や削除、あるいは変更を加えたい内容を伝えることで、そのとおりに画像を編集してくれます。被写体である人物の服を変えたり、背景を本来のものからまったく別物のものに置き換えたりと、さまざまな編集に対応してくれます。
4.チャットアシスタント機能
Meta AIのチャットアシスタント機能は、コミュニケーションのアドバイスやキャプションの提案など、まるで同僚や先輩に相談しているかのような感覚で活用できます。たとえば、自社の投稿にいただいたコメントにどう返信しようか悩んでいる場合に、Meta AIのチャットアシスタント機能を活用すれば、企業のインスタ運用担当して望ましい返信内容を提案してくれます。
【+α】今後の注目機能
今後の注目機能として、開発中の「AIアバター」が挙げられます。Meta AI Studioで作成されたキャラクターがインスタ上に登場する予定とのことです。
このほか、リールの音声を自動翻訳する機能「翻訳ツール」のテストも実施中とのこと。自動動画吹き替えとリップシンクにより、リール内で話している内容を別の言語で話者の声にあてはめ、口の動きを合わせて表現するそうです。これが実装されれば、異なる言語のリールをより身近に楽しめるようになりますね。
なお、どちらの機能も実装時期は未定です。
Meta AIが使えるようになる日に備えておこう
2025年5月現在、Meta AIは日本では未提供です。しかし、今後の展開次第では日本におけるInstagram(インスタグラム)の使い方を大きく変える存在になるでしょう。
インスタのアプリを常に最新の状態に保ち、新しいテクノロジーを積極的に取り入れ、楽しみながら活用していきましょう。