目次
Instagram(インスタグラム)のライブ配信機能「インスタライブ(Instagram Live)」は、ユーザーとの距離を縮めたいと考える企業にこそ、積極的に活用してほしい機能です。
そこで今回は、インスタライブについて深掘り! 概要から企業にこそおすすめな理由、やり方、準備・配信中・配信後のポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Instagram(インスタグラム)の「インスタライブ」とは
インスタライブとは、インスタに標準装備されているライブ配信機能のことです。スマートフォンひとつあれば、ライブ配信を通して自社の商品やサービスをフォロワー・ユーザーに対してリアルタイムで紹介できます。視聴者がコメントを残せるような設定にすることもできるので、フォロワーやユーザーとコミュニケーションを取る場としても役立てられます。
企業にこそインスタライブがおすすめ!その理由とは
インスタライブは、企業にこそ積極的に活用してほしい機能です。その理由には以下の5つが挙げられます。
リアルタイムで情報を発信できる
インスタライブは、「配信者(企業)の今」と「視聴者(フォロワー・ユーザー)の今」をつなぐ機能です。リアルタイムで相互にコミュニケーションを取ることができるため、その場でセールのお知らせやイベントの告知ができます。視聴者にとって、お得な情報を手にすることはメリットになるので、インスタライブを通してよい印象を与えられるでしょう。
ユーザーとの距離を縮められる
インスタライブでは、視聴者からコメントをもらうこともしばしば。このとき、フォロワーやユーザーのコメントに答えるなどして積極的にコミュニケーションを取れば、自ずとそれぞれとの距離感を縮められます。結果として、その後の投稿やストーリーズがリーチしやすくなるでしょう。
ユーザーの購入意欲を高められる
フィード投稿やストーリーズでも商品やサービスを紹介することは可能ですが、投稿できる画像の枚数やキャプションの文字数が限られていて、詳しい情報までは伝えられないこともあります。
その点、インスタライブは配信だからこそ、商品のディティールやサービスの細かな点まで詳しく伝えられるため、フォロワーやユーザーの懸念点を払拭でき、購買意欲の向上が期待できます。
フィード投稿も伸びる傾向がある
視聴者がインスタライブを長く視聴すると、その視聴者のタイムラインに自社のフィード投稿が表示されやすくなります。これはインスタのアルゴリズムによるもので、リーチやエンゲージメントの拡大に大きく貢献します。この点も、企業にこそインスタライブを活用してほしい理由です。
ユーザーのリアルな声が聞ける
繰り返しになりますが、インスタライブでは視聴者がコメントを送ってくれることも多く、そのなかには「この商品のここが残念」「このサービス、もっとこうだったらいいのに」といったリアルな声も含まれています。これらは商品やサービスのブラッシュアップはもちろん、新商品・新サービスの開発にも役立てられるため、企業にとってインスタライブは商品・サービスの品質を高める上でも重要な機能といえます。
流れを押さえよう!インスタライブのやり方
インスタライブの配信方法はとても簡単です。
1.インスタのアプリを開き、ホーム画面下部の真ん中にある「+」のアイコンをタップする
2.画面下部でスワイプして「ライブ」を選択する
3.画面左にある横線のボタンをタップしてタイトルを追加する
※タイトルはなくても問題ありませんが、設定することで視聴者が配信内容を理解しやすくなります
4.上部の「共有範囲」をタップして、インスタライブを配信する対象者を設定する
※企業の場合、基本的には「すべての人」になるでしょう
5.必要に応じてエフェクトを設定する
6.各設定が完了したら、画面下部の真ん中にある配信開始ボタンをタップして、配信をスタートする
※配信をスタートすると、フォロワーのタイムラインのストーリーズ一覧にライブ配信した旨が表示され、通知設定をしているユーザーにはお知らせが届きます
準備・配信中・配信後に分けて解説!インスタライブを行う際のポイント
インスタライブを行う際のステップは、大きく「準備」「配信中」「配信後」の3つに分けられます。それぞれのポイントを以下で解説します。
準備
はじめのステップ「準備」では、以下の3つのポイントを意識しましょう。
目的・テーマ・内容を決める
インスタライブを行う際は、あらかじめ目的やテーマ、内容を決めることが大切です。たとえば「ユーザーの認知拡大」「商品やサービスに対する質疑応答」などが挙げられます。
もし、配信したいテーマや内容がいくつかある場合は、テーバごとに日や時間を分けるのがおすすめです。一度の配信に複数のテーマを盛り込むと情報過多になって視聴者が混乱し、伝えたいことが伝わらない可能性があるので注意しましょう。
配信時間を決める
配信時間は、ターゲットユーザーにあわせて決めることが大切です。たとえば、働いている層をターゲットユーザーにしている場合は、仕事から帰りゆったり過ごしているであろう「平日の夜間」が狙い目です。専業主婦をターゲットユーザーにしているのであれば、家族を送り出したあとの「平日の昼間」がよいでしょう。
とはいえ、これらはあくまでも目安です。曜日や時間帯を変えて配信してみて、視聴者がより多く集まる日時を検証することも重要です。
事前告知をする
フィード投稿やストーリーズで「◯月◯日◯時にインスタライブをやります!」と、事前告知をすることもお忘れなく。前もってお知らせすることで、視聴者を最大限に増やすことができます。
配信中
2つ目のステップ「配信中」では、以下の2つのポイントを意識しましょう。
途中から視聴しているユーザーがほとんどであると前提する
インスタライブを最初から視聴しているユーザーは少なく、ほとんどが途中から視聴しています。途中から視聴したユーザーが「何について話しているのか」を理解できるよう、コメントのピン留めなどを活用しながら配信するよう心がけましょう。
コメントのピン留めとは、特定のコメントを上部に固定表示することです。固定表示したいコメントをタップ、「コメントをピン留めする」を選ぶだけで行えます。
相互コミュニケーションを意識する
配信中は、一方的に情報を伝えるのではなく、視聴者と相互コミュニケーションを取ることを意識しましょう。こちらから質問を投げかけてみたり、視聴者からの質問に答えたりと、お互いに楽しめる場にすることで、視聴者の自社に対する印象がよりよくなります。
配信後
最後のステップ「配信後」では、以下の2つのポイントを意識しましょう。
振り返りと分析をする
インスタライブは配信したら終わりではありません。そのあとは必ず振り返りと分析を行い、反省点や改善点を洗い出しましょう。視聴者数の推移や、質問やコメントの量、コンバージョン数などを分析することで、次のインスタライブをよりよいものにすることができます。
アーカイブを二次利用する
インスタライブのアーカイブは、リールとしてシェアしたり、切り取って別のSNSに投稿したりと二次利用するようにしましょう。インスタライブだけで終わるのはもったいないほど充実した内容になっていることが多いため、積極的に二次利用するのがおすすめです。
インスタライブでユーザーとの距離を縮めよう!
Instagram(インスタグラム)に標準装備されているライブ配信機能「インスタライブ」は、配信者(企業)の今と視聴者(フォロワー・ユーザー)の今をつなぐ、いわばコミュニケーションツールです。リアルタイムで自社の商品やサービスを紹介できるほか、ユーザーの声に耳を傾けることもできるため、企業にこそ積極的に活用すべき機能といえます。
「まだ使ったことがない」という企業のインスタ運用担当の方は、今回ご紹介したポイントを参考にしながらぜひチャレンジしてみてくださいね。
インスタ専門運用システム「Slooooth」を使えば、フィード投稿のインプレッションやリーチ、保存数などを一覧で把握できるので、インスタライブ配信後の影響を簡単に確認できます。
このほかにも、予約投稿やベンチマーク機能、レポート機能など、インスタ運用に便利な機能が備わっているので、ぜひ利用をご検討ください。