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Instagram(インスタグラム)詐欺が横行しています。
Instagram(以下 インスタ)詐欺には偽アカウントが関係しており、偽アカウントは大量に存在し、毎日新たなものが出現しています。これらのアカウントに引っかかってしまうと、スパムや詐欺、データ盗難、高額請求などの被害を受ける可能性があります。
企業のアカウントは、不特定多数のユーザーと交流するのが基本です。偽アカウントと接点を持ってしまうと、上述したような被害を受けかねません。
そこで今回は、代表的なインスタ詐欺とともに、偽アカウントの見分け方や偽アカウントから連絡がきたときにやってはいけないこと、具体的な対処法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Instagram(インスタグラム)詐欺とは?代表的な手口を知ろう
インスタ詐欺と一言でいってもその種類はさまざまです。以下で、代表的な手口をご紹介します。
ロマンス詐欺
言葉巧みに相手を誘惑し、直接会わないまま恋愛感情を抱かせ、金銭を騙し取ろうとする詐欺です。具体的には、直接会うための旅費や結婚に伴う資金調達を匂わせて、お金を振り込ませようとしてきます。
企業アカウントがロマンス詐欺に遭う可能性は限りなく低いですが、横行している詐欺のひとつなので、頭に入れておくとよいでしょう。
募金詐欺
慈善団体や孤児院の代表、聖職者になりすましたアカウントが寄付を求め、金銭を騙し取ろうとする詐欺です。善意につけ込みお金を振り込ませようとしてきます。
なりすましアカウントが企業アカウントに対して「企業のイメージ向上につながる」などの謳い文句でメッセージを送る可能性もあるため、十分注意しましょう。
偽投資詐欺
「少額の投資で大きな利益が得られる」という金銭的利益をチラつかせて金銭を騙し取ろうとする詐欺です。誘いに乗り金銭を支払ってしまうと、利益を得られなくなるどころか、支払ったお金も手元には戻ってこないでしょう。
企業アカウントが偽投資詐欺に騙される可能性は低いですが、ロマンス詐欺と同じく横行している詐欺のひとつなので、頭に入れておくとよいでしょう。
Instagram(インスタグラム)詐欺は主に偽アカウントによるもの!見分け方を知ろう
インスタで偽アカウントかどうかを見分けるポイントは、以下の7つです。
1.プロフィールに矛盾や余分な情報はないか
偽アカウントは、本物のユーザーのプロフィールをコピーし、一部を変更して使い回している傾向があります。また、ユーザー名には余分な文字や数字、記号が入っていることが多くあります。
プロフィールを見たときに上述したような特徴が見られたら、偽アカウントの可能性が高いため注意しましょう。
2.DMにスパム要素はないか
ブランドや個人を装ってDMを送り、怪しいサイトに誘導することは、偽アカウントがよくやる手口です。サイトにアクセスしてしまうと個人情報を抜き取られてしまうことも珍しくありません。
そのため、インスタ上でDMが届いたら、まずはプロフィールに矛盾や余分な情報はないかを確認しましょう。また投稿頻度やキャプションを使い回していないかも確認し、偽アカウントかどうかを見分けることが重要です。
3.投稿に関係のないコメントを残していないか
自社の投稿に、投稿内容とまったく関係のないコメントや絵文字を残すアカウントがある場合、それは偽アカウントの可能性が高いといえます。また、借金を簡単に返済する方法や商品の宣伝をコメントに残したり、コメントを通してDMを送るよう要求してきたりする場合も要注意です。偽アカウントの可能性が高いため、コンタクトを取らないようにしましょう。
4.都合のよい情報やサービスを提示していないか
「手っ取り早くお金を稼げる」「商品を無料で提供」など、ユーザーにとって都合のよい情報やサービスを提示している場合、偽アカウントの可能性が高いと考えられます。ユーザーを誘い込んで個人情報を入手し、その後ハッキングすることを企んでいる可能性があります。
場合によっては、特定のブランドを装って信頼を得ようとすることもあるので、本当にそのブランドかどうかを確認し、少しでも不安が残るなら接点を持たないようにしましょう。
5.大量のアカウントをフォローしていないか
多くのフォロワーを獲得するため、偽アカウントは大量のアカウントをフォローする傾向があります。フォロワー数が少ないのにもかかわらずフォロワー数が異常に多いアカウントを見つけた場合、それは偽物であると考えてよいでしょう。
6.日本語が不自然じゃないか
投稿のキャプションやDM、自社の投稿へのコメントなどで不自然な日本語を使っているアカウントがあれば、それも偽アカウントの可能性が高いといえます。外国人の詐欺グループがアカウントを運用しているケースが考えられるため、十分に警戒しましょう。
7.お金を持っていることをアピールしていないか
偽アカウントの目的が投資への勧誘だった場合、信憑性を高めるために自身が投資で儲かっていることをアピールする傾向があります。そのため、札束やブランド品、外車など、お金持ちであることを見せつけるかのような投稿ばかりしているアカウントは、偽アカウントの可能性が高いといえるでしょう。
8.やたらと個人情報の入力を促していないか
「DMのメッセージに、個人情報を入力するフォームにつながるURLが記載されている」など、やたらと個人情報の入力を促すアカウントは偽アカウントの可能性大です。
「抽選に当選した」「数人限定のセール情報を共有する」といった謳い文句で個人情報の入力を促してくるケースが多いため、その際は信頼できるアカウントかどうかをしっかり見極めるようにしましょう。
偽アカウントからコンタクトが!その際にやってはいけないこと
もし、上記のような偽アカウントからコンタクトがあった場合は、DMに対応したりURLを開いたり個人情報を入力したりしないようにしましょう。
DMに対応する
身に覚えのない怪しいDMが届いたら、基本的には無視しましょう。返信すると金銭を騙し取ろうとしつこく勧誘してくる可能性があります。無駄なやり取りを防ぐためにも、DMには対応しないのが賢明です。
URLを開く
DMやコメントに不審なURLがある場合は、絶対に開かないようにしてください。個人情報の入力を促す入力フォームにつながる可能性が高く、最悪の場合は開くだけで不正なサイトに誘導されることもあります。
個人情報を入力する
不審なアカウントから個人情報の入力を求められても、それに応えないようにしましょう。企業アカウントを乗っ取られる可能性があるほか、悪用される危険性もあります。
偽アカウントを見つけたら被害を受ける前にブロック・報告しよう
自社のアカウントを守るためにも、偽アカウントを見つけたらブロックまたは報告するのが得策です。以下で、インスタ上でアカウントをブロック・報告する方法をご説明します。
偽アカウントをブロックする

偽アカウントをブロックする際は、そのアカウントのプロフィールを表示して、右上にある「…」をタップし「ブロック」を選択しましょう。そうすると最終確認の画面が表示されるので、そのまま「ブロック」をタップしてください。
偽アカウントを報告する

偽アカウントを報告する際は、そのアカウントのプロフィールを表示して、右上にある「…」をタップし「報告する」を選択します。そうすると報告の理由を問われるので、画面の指示に従って答えてください。
偽アカウントの見分け方を押さえて詐欺被害を未然に防ごう
Instagram(インスタグラム)詐欺から自社のアカウントを守るには、詐欺がなくなるのを待つのではなく、自社で対策を講じる必要があります。具体的には、偽アカウントの見分け方を押さえて適切な対処法を講じることが重要です。疑わしいアカウントを見つけたらすぐにブロックし、もし被害を受けそうだったり受けたりした場合は、積極的に報告しましょう。