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Instagram(インスタグラム)には偽アカウントが大量に存在し、毎日新たなものが出現しています。これらのアカウントに引っかかってしまうと、スパムや詐欺、データ盗難、高額請求などの被害を受ける可能性があります。
企業のアカウントは、不特定多数のユーザーと交流するのが基本です。偽アカウントと接点を持ってしまうと、上述したような被害を受けかねません。
そこで今回は、Instagram(以下 インスタ)を運用している企業も押さえておくべき、偽アカウントの見分け方と対処法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Instagram(インスタグラム)の偽アカウントの見分け方
インスタで偽アカウントかどうかを見分けるポイントは、以下の7つです。
1.プロフィールに矛盾や余分な情報はないか
偽アカウントは、本物のユーザーのプロフィールをコピーし、一部を変更して使い回している傾向があります。また、ユーザー名には余分な文字や数字、記号が入っていることが多くあります。
プロフィールを見たときに上述したような特徴が見られたら、偽アカウントの可能性が高いため注意しましょう。
2.DMにスパム要素はないか
ブランドや個人を装ってDMを送り、怪しいサイトに誘導することは、偽アカウントがよくやる手口です。サイトにアクセスしてしまうと個人情報を抜き取られてしまうことも珍しくありません。
そのため、インスタ上でDMが届いたら、まずはプロフィールに矛盾や余分な情報はないかを確認しましょう。また投稿頻度やキャプションを使い回していないかも確認し、偽アカウントかどうかを見分けることが重要です。
3.投稿に関係のないコメントを残していないか
自社の投稿に、投稿内容とまったく関係のないコメントや絵文字を残すアカウントがある場合、それは偽アカウントの可能性が高いといえます。また、借金を簡単に返済する方法や商品の宣伝をコメントに残したり、コメントを通してDMを送るよう要求してきたりする場合も要注意です。偽アカウントの可能性が高いため、コンタクトを取らないようにしましょう。
4.都合のよい情報やサービスを提示していないか
「手っ取り早くお金を稼げる」「商品を無料で提供」など、ユーザーにとって都合のよい情報やサービスを提示している場合、偽アカウントの可能性が高いと考えられます。ユーザーを誘い込んで個人情報を入手し、その後ハッキングすることを企んでいる可能性があります。
場合によっては、特定のブランドを装って信頼を得ようとすることもあるので、本当にそのブランドかどうかを確認し、少しでも不安が残るなら接点を持たないようにしましょう。
5.大量のアカウントをフォローしていないか
多くのフォロワーを獲得するため、偽アカウントは大量のアカウントをフォローする傾向があります。フォロワー数が少ないのにもかかわらずフォロワー数が異常に多いアカウントを見つけた場合、それは偽物であると考えてよいでしょう。
6.日本語が不自然じゃないか
投稿のキャプションやDM、自社の投稿へのコメントなどで不自然な日本語を使っているアカウントがあれば、それも偽アカウントの可能性が高いといえます。外国人の詐欺グループがアカウントを運用しているケースが考えられるため、十分に警戒しましょう。
7.お金を持っていることをアピールしていないか
偽アカウントの目的が投資への勧誘だった場合、信憑性を高めるために自身が投資で儲かっていることをアピールする傾向があります。そのため、札束やブランド品、外車など、お金持ちであることを見せつけるかのような投稿ばかりしているアカウントは、偽アカウントの可能性が高いといえるでしょう。
偽アカウントを見つけたら被害を受ける前にブロック・報告しよう
自社のアカウントを守るためにも、偽アカウントを見つけたらブロックまたは報告するのが得策です。以下で、インスタ上でアカウントをブロック・報告する方法をご説明します。
偽アカウントをブロックする
偽アカウントをブロックする際は、そのアカウントのプロフィールを表示して、右上にある「…」をタップし「ブロック」を選択しましょう。そうすると最終確認の画面が表示されるので、そのまま「ブロック」をタップしてください。
偽アカウントを報告する
偽アカウントを報告する際は、そのアカウントのプロフィールを表示して、右上にある「…」をタップし「報告する」を選択します。そうすると報告の理由を問われるので、画面の指示に従って答えてください。
偽アカウントの見分け方を押さえて被害を未然に防ごう
偽アカウントの存在は避けられないものの、見分け方を押さえて適切な対処法を講じることで、自社のアカウントを守ることができます。疑わしいアカウントを見つけたらすぐにブロックし、もし被害を受けそうだったり受けたりした場合は、積極的に報告しましょう。