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インスタは、数あるSNSのなかでも「視覚で楽しむ」側面が強い傾向があります。そのため、投稿する画像や動画の質はもちろん、デザインの色にまでこだわることが重要です。
そこで今回は、Instagram(以下 インスタ)運用の投稿制作に役立つ、色の心理的効果について解説します。どの色にどのような効果があるのかを知り、インスタ運用の目的やターゲットにあわせて使い分けましょう。
色の心理的効果とは?9色それぞれの効果とおすすめの使い方
色の心理的効果とは、色が人に与える印象やそれに伴う心理的な効果のことです。これをインスタ運用にうまく取り入れることで、よりわかりやすく伝わりやすい投稿に仕上げられるほか、ユーザーの行動喚起につなげることもできます。
以下で、代表的な9つの色の心理的効果を解説しながら、おすすめの使い方をご紹介します。
1.赤色
赤色は「強さ」「熱さ」「情熱」「興奮」などを想起させる色です。インパクトがあり目に入りやすいことから、緊急性を与える効果が期待できます。
インスタ運用では、たとえば「熱さ」を届けたいスポーツ関連の情報や、ユーザーにとっての「暑い情報」であるセールやキャンペーンの投稿などは、デザインを赤色でまとめるのがよいでしょう。目立たせたい文章や強い表現にワンポイントで赤を活用するのもおすすめです。
2.ピンク色
ピンク色は「やさしい」「かわいい」「甘い」などを想起させる色です。柔らかな印象や、女性らしい印象を与える効果が期待できます。
インスタ運用では、たとえば女性向けコンテンツにピンク色を使用するのがおすすめです。また、恋愛を意識させる効果も期待できるため、「おすすめのデートスポットまとめ」など、恋愛関連のコンテンツにもよく合うでしょう。
3.紫色
紫色は「高貴」「優雅」「創造性」「伝統」などを想起させる色です。高級感や神秘的な印象を与える一方で、どこかミステリアスな側面もあるのが特徴で、使い方次第では「不安」を想起させることもあります。
インスタ運用では、たとえば個性を表現するような文化的なテーマのコンテンツに紫色を活用するのがおすすめです。このほか、高級感を与えたりユーザーを魅了させたりしたい場合のアクセントとして、紫色を取り入れるのもよいでしょう。
4.青色
青色は「知性」「冷静」「信頼」「誠実」などを想起させる色です。落ち着いた印象を与える効果が期待できるほか、知性や誠実から派生してプロフェッショナルな印象も持ってもらいやすくなります。
インスタ運用では、信頼感が重要なビジネス・教育・技術などに関連するコンテンツに青色を活用するのがおすすめです。集中力を高める効果も期待できるため、ユーザーにじっくり見てほしいコンテンツに取り入れるのもよいでしょう。
5.緑色
緑色は「自然」「癒し」「平和」「成長」などを想起させる色です。親しみやすい色で、安らぎや落ち着きをもたらすことから、やさしい印象を与えることができます。
インスタ運用では、たとえば地球温暖化やSDGsなど、地球環境に関連したコンテンツに緑色を取り入れるのがおすすめです。また、インテリアやファッションなど、商品に対して安心感を与えたい場合に緑を活用するのもよいでしょう。
6.黄色
黄色は「希望」「輝き」「活発」「躍動」などを想起させる色です。明るく親しみやすい印象を与える一方で、「注意」を想起させることもあるため、使い方には注意しなければなりません。
インスタ運用では、たとえば子ども向けの元気で明るいコンテンツにぴったりといえます。全体的に黄色でまとめることで、明るく楽しい印象を届けられるうえにクリエイティブなイメージもつきやすくなります。また、危険を伝えたり注意を促したりするコンテンツにも黄色がおすすめです。赤色と併用することでより目を引きやすくなります。
7.オレンジ色
オレンジ色は「陽気」「活力」「暖かさ」「元気」などを想起させる色です。黄色と似た色ですが、黄色に比べて若干赤みがあるため、情熱的な印象を与える効果も期待できます。
インスタ運用では、たとえばカジュアルなテーマやユーザーをワクワクさせるようなテーマの投稿にオレンジ色を活用するのがおすすめです。また、オレンジ色は親しみを与える色でもあるため、自社の商品やサービスを紹介するコンテンツにもぴったりです。
8.白色
白色は「純粋」「清潔」「シンプル」などを想起させる色です。ほかの色が混ざっていない無垢な印象を与えることから、すっきりとした軽やかな印象を持ってもらいやすいのが特徴です。
インスタ運用では、たとえば自社のプロフェッショナルさを伝える投稿などに白色を活用するのがおすすめです。余白を多く取り、白色を際立たせることで、洗練された印象になります。
9.黒色
黒色は「高級」「洗練」「シック」「重厚」などを想起させる色です。色としてはシンプルですが、視覚的なインパクトが強いことから、前述したようなイメージが伝わりやすい傾向にあります。
インスタ運用では、たとえばプレミア感を打ち出したいコンテンツに黒色を活用するとよいでしょう。全体的に引き締まり、高級感を演出できることから、ユーザーに特別感を持ってもらいやすくなります。
色の心理的効果を意識してInstagram(インスタグラム)の投稿を制作しよう
Instagram(インスタグラム)は視覚で楽しむSNSなので、投稿を制作する際は「色」にもこだわることが重要です。今回ご紹介した9色はどの企業アカウントでも用いる基本色なので、それぞれにどのような効果があるのかをよく理解し、自社のターゲットや投稿内容にあわせて適切な色をチョイスするようにしましょう。

色の心理的効果を意識したコンテンツを制作し投稿したあとは、インスタ専門運用システム「Slooooth」で効果検証を行うのがおすすめです。
Sloooothを使えば、各投稿のエンゲージメント率はもちろん、いいね!やコメント、インプレッションなどを一目で確認できます。また、過去のデータを保有し続けるので去年のデータと比較しながら分析することも可能です! ぜひこの機会にお試しください。